さてまとめにならなかった、前回のまとめの続きです。笑
④優先順位を考え、時間を注ぎ込む
私も元サラリーマンですので、働きながらIELTSの勉強をすることがどれだけ大変…というかそんなの無理じゃないか?!と正直思います。働きながら、子育てをしながらIELTSを勉強されている皆様、本当に尊敬です。もちろんそれぞれの事情があると思いますので、むやみやたらに「IELTSの優先順位を高くしろ!」と言うつもりは毛頭ありません。しかし、IELTSはある程度他の事を犠牲にして、期限と覚悟を決めて集中的に取り組む方が短期間で目標の点数に届きやすいと身をもって体験しました。特にWritingのTask2はしっかりと頭が回る状態で勉強に取り組まないとあまり意味がないと感じます。IELTSの勉強に集中するべく会社を辞める方がいる・・・というのは極端な例かもしれませんが、そのくらい追い込まないと短期間でスコアメイクをしづらいテストであることは事実だと思います。
また、IELTS犠牲を払うには家族やパートナーの理解が欠かせませんので、しっかりと説明し、周囲に時間・財政面で納得&サポートしてもらうことも大切だと思います。
⑤プライドを捨てる
自分のIELTS奮闘を振り返るとプライドとの戦いでした。点数が出ないことはもちろんですが、やはり授業を受け、先生からフィードバックを受ける中で自分の出来なさと向き合う過程が本当に辛かったですし、授業後はいつもみじめな気持ちになっていました。そのうち先生からフィードバックをもらうこと、そしてエッセイを書くことが「怖い」と感じながらIELTSを勉強していたなぁといま振り返ってつくづく思います。
プライドを捨てると言われても難しいことかも知れませんが、いまこのブログを読んでいる人で同じような思いをしている人がいたら、それはあなただけではなく、目標スコアに向けて頑張ってきた人ならみんな経験することなので、自分自身を責めないでください。少しずつ見えない形かも知れませんが、絶対成長しているのでいまの自分を受け止め、習ったことをひとつずつ実践していけるようになりましょう。
⑧まずはエッセイの質を高めてから、制限時間内で書く練習をする
ここから少しテクニック的なことを。WritingのTask2においては時間内に書けるようになる前に、しっかりと質を高めて、「7.0のエッセイがどういうものなのか」ということを理解し、書けるようになりましょう。これをしないといつまで経っても7.0のエッセイを書くことはできません。ちなみに私は最初は2日くらいかけて1本のエッセイを完成させていました。(一日寝かした方が自分のエッセイを客観的に見れたりもするので)それが少しずつ、1日になり、6時間になり、2時間になり・・・最終的に45分という感じです。また、フィードバックを貰ったらそのまま放置せず、必ず書き直しし、その書き直したエッセイを再度見てもらいましょう。色々なタスクに触れることも確かに重要ではありますが、むやみやたらに新しいタスクをこなしても正直効果は薄いと思います。暫く経ったら以前取り組んだタスクを短い時間(30分くらい?)で書く練習をすることもお勧めです。
⑨プランニングに時間をかける
12週間チャレンジに出会うまでそもそもプランニングと言う概念がなく、アイディア出し程度しかしていませんでした。書く前に10-15分でプランニングをするという考え方は本当に衝撃的でしたし、まさか事前にしっかりとプランニングをした方が早く書けるだなんて目から鱗でした。「Writingの結果はTask2にかける最初の10分(-15分)で決まる」というHibiki先生の言葉は、本当にその通りだと思います。是非皆さんにはPlusOnePointの授業を通してプランニングの方法を学んでいただきたいと思います。(何だか宣伝みたいですみません。いやでも、宣伝です笑)
⑩Task2の勉強に時間をかける
私はTask2以上にTask1に時間をかけてしまっていた時期がありましたが、今思うとなんていう無駄!!点数配分を考えるとTask1にそこまでの労力をかけなくて良いことは明白なのですよね。Task1は表現をほぼ丸暗記し、サクサク片付けましょう。ちなみに私は最後6回の試験本番はいずれもTask1にかけた時間は13分ほどでしたTask2に勉強時間の80-90%を割くつもりで。
⑪気持ちを吐き出す
これも私がずっとできなかったことです。出来なかったからこそ、どんどん孤独になっていきました。Twitter上ではたくさんの人がIELTSと戦っていますので、Twitterを通じてIELTS受験者と苦楽を共有するのはとてもお勧めです。辛いことや苦しいこと、嬉しかったことをどんどん共有していきましょう。また、PlusOnePointの受講生であれば月に1回、無料相談ができますので、是非気軽に活用してもらいたいと思います。勉強から逃げたい気持ちや結果が出なくて辛い気持ちを同じようなことを経験してきた人に吐き出すだけでも大分気持ちが楽になると思いますし、何か前に進むヒントが得られるのではないかと思います。
⑫絶対に諦めない
・・・なんですが、本当にその通りなんです!!私は本当に試合終了するところだった(というか、一旦した?)のでこれがどれだけ重い言葉なのか、いま改めて感じております。試合終了したらソーシャルワーカーになる道も選べなかったし、オーストラリアにも残れなかったなと思うと、自分の夢を追うために諦めないって本当に大事です。私もW7.0を目指して勉強していた時に既に目標スコアを達成された方の言葉を見ては「本当にやり続ければ目標を達成できるのだろうか」「私みたいな能力のない人間、一生目標スコアに到達できないんじゃないか」と半信半疑でした。でもやり続ければ、諦めなければ絶対目標に到達できます。信じて少しずつ前に進んでいきましょう。“You never fail until you stop trying.” ― Albert Einstein
以上、私がIELTSで失敗した経験を経て学んだことでした。
最後になりますが、この場を借りてお世話になった、そして応援してくださった皆様に感謝の気持ちを述べたいと思います。
12週間チャレンジを企画・開催し、毎日毎日根気強くご指導いただいたHibiki先生には本当に人生を変えていただきました。あの絶妙なタイミングで12週間チャレンジを開催してくださったのは本当に奇跡としか言いようがありません。7月にHibiki先生に救済していただかなかったら、私は夢を諦め、日本に帰る道を選んでいたかも知れません。何よりも自分自身がみじめな気持ちを抱えながらこの先の人生を歩んでいたと思います。Mika先生には精神面でとても支えていただきました。やはり受験回数やそれに掛る費用が増えることによる精神的な辛さを同じように経験し、共感してくださったことは何よりも勇気づけられました。エッセイのフィードバックも、Mika先生の指摘はいつも的確で、重みがあり、気付かされることがたくさんありました。同志のkobuさんとは本当に苦楽を共にさせていただきました。あの強烈なプレッシャー下(!)でも前向きで明るいkobuさんの姿勢に何度救われたことか…。二人で朝から夜までひーひー言いながらアイディア出しをして、エッセイを書いて、議論して…なんだかいい大人が第二の青春をしている感が非常にアツかったです。笑 kobuさんも必ず7.0取れます!自信を持って、引き続き頑張っていただきたいです。
旦那はチャレンジ中全ての家事をしてくれただけでなく、試験期間中毎日のように泣く私を励まし続けてくれました。またTR/CC強化トレーニングのメニューを独自に開発し、練習に付き合ってくれました。プレッシャーコントロールのために、ライティングの試験開始15秒はピカチュウを書くというアイディアをくれたのも旦那です。
そして他にもPlusOnePointの先生方、Square Clubの生徒さんたち、学校のクラスメイト、Twitterのフォロワーの皆さま、日本の家族、国内外の友人、本当に色々な方に支えていただき、またW7.0が取れた際は多くの方々に祝福していただきました。本当にありがとうございました。
そして最後に。私がW7.0を取得した受験日である8月30日は母の命日でした。亡くなった母も見えないどこかで応援してくれていたのだと、何となくそんな気がしています。
以上!最後まで長くなりましたが(笑)、IELTS奮闘記でした。
(完)