とある日、

同期のゆっさんと飲みに行く事になった。

ゆっさんの登場の記事はこちらです。

 

 

 

 

約束した後に、

ゆっさんとわたしと前の支社で同じだった男の後輩と、

今の私と同じ支社の後輩、打田くんも来ることになった。

 

ゆっさんと打田君は元々親しく、

私と飲みに行く話を何かの流れでしたところ、

飲みが大好きな打田君は、

「僕も行きたい」と。

 

 

大丈夫かな

と頭をよぎったのはもちろん、

岡田さんの存在だった。

 

元々ゆっさんと飲むと知った時に、

若干微妙な顔をしていた。

すぐに振り切るように、

たまには友達と羽伸ばさなね。

帰り、迎えに行っていい?

家まで送ってくんで。

と言ってくれた。

(この頃すでに、敬語は使わなくなってた)

 

一瞬の微妙な顔の理由は、

友達とは会う時間があるけど、

俺とは会えないの?

だ。

 

けれどそこには気づかないふりをして、

遅くなると思うし、

(私は飲むのが大好きなので)

何時になるかわからないから大丈夫。

 

と伝えた。

 

彼はすごく心配性だったので、

変な男に絡まれたら俺が嫌だから

と譲らなかった。

 

じゃあと、

とりあえずは迎えに来てもらうことになったのだが、

もし遅くなりそうだったらタクシー呼ぶから待たないでいいよ、気にしないでねと伝えた。

 

でもそこに打田君がくることになったなんて知ったら、

機嫌を損ねるなぁ・・・。

 

普段は超絶甘々な彼だけれど、

こと、男性関係になると途端に険しくなる。

 

 

打田君ともう一人男の子が来るという事を、

話すかどうか、ずいぶん迷った。

わざわざ誰それと飲みに行くなんて、

先輩に話したりしないだろうと思い、

岡田さんには伝わらないだろうとも思ったけれど、

結局は、ギリギリになって話した。

 

 

岡田さんニコニコアセアセ

ゆっさんと飲む日なんだけど・・・。

 

 

うん?

 

 

えーと、ね。

打田君も来るんだって。

 

 

ちらりとこちらを横目で見る。

少し伺うように沈黙。

 

 

知ってます。

 

 

思わぬ返答と、

久しぶりの敬語に思わずぎょっとして、

変な汗をかいたタラー

 

 

知ってますよ。

打田から聞きました。

てっきり言わないつもりなのかと。

 

 

無表情で淡々と追い打ちをかけるかのように話す彼に、

言葉が出ない。

 

 

打田君、、、、なんで言ってんの・・・ガーン

 

 

疚しいからギリギリまで言わなかったの?

 

 

え?

いや、全然疚しくないよ笑い泣き

別にわざわざ言うほどの事でもないかなって。

 

 

ふーん・・・。

 

横目でじっとわたしを見つめる。

 

 

打田さんが来るのもはじめからわかってたわけじゃないしアセアセ

 

 

ふーん・・・。

 

 

こ、、、こわ、、、。

 

 

えーと。

怒ってます笑い泣き?

 

 

怒ってると思います?

 

 

怒ってはないかな・・・?

でも敬語がこわいような・・・。

 

 

怖い?

 

 

いや、そんなことないけど!!

 

 

次から次へと、男と絡むタイミングが多くて、

手に負えない女だなとは思ってますけど。

 

呆れたように首をすくめる。

 

そんなこと全然ないし、

気にしすぎでしょ笑い泣きアセアセ

 

と心の中では思ったけれど、

静かな怒りを煽るのが怖くて、

飲み込んだ。

 

 

あんまり女々しいコト言うの嫌だから、

何も言わないけど、

情けないところ見せないように多少虚勢を張ってるって事、

少しは気づいてもらいたくなるわ・・・。

 

 

続きます。