「二月の勝者(7巻)」高瀬志保【偏差値の落とし穴】 | 京進スクール・ワン鴻池教室「リーチング日誌」

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 以前にもご紹介(というか発売毎ですが)した二月の勝者」の第7巻が発売されました。よく考えたら関西は一月の中旬が試験なので、「二月の勝者」というタイトルはピンときにくいのですが、関東では二月の頭が中学受験のピークになります。

 

 相変わらず、念入りに中学受験の世界を取材されているようで、今回も偏差値について、重要な話題があったのでご紹介しておきます。

 

 これまでも何度か「偏差値」については書いてきましたが、中学受験における偏差値はかなり特殊なものであるという話です。大学受験と同じ感覚では決して扱えないのです。

 

 その理由は「母集団」の違いです。偏差値は「偏差値50=平均点」としているのですが、中学受験の偏差値は、あくまで「中学受験を考えている小学生のみ」の平均点です。図にすると下記のようになります。

 

 おおまかに言えば、中学受験での小学6年生の平均点は、小学生全体で言えば、上位20%の母集団での平均点だということです。図を見れば明らかですが、中学受験の偏差値50は小学生全体での偏差値50とは大きく違います。

 

 さらに、中学受験が終わった後の中学生の平均点は、もう上位20%の子たちは模試なんか受けないので、「偏差値50=平均点」は大きく下がります。一方で、大学受験になると、中学受験をした層の生徒たちがまた受験をする場合も多いので、全体の平均点は少し上がるでしょう。

 

 結局、中学受験、高校受験、大学受験のそれぞれに異なった母集団があるということです。このことを無視して、保護者の方が自分の大学受験のときの偏差値の感覚で話をすると大きな誤解が生じる恐れがあるわけです。

 

 ここまで偏差値のことばかり書いておいてなんですが、偏差値なんてあくまで一つの「モノサシ」に過ぎないです。受験直前になればなるほど、結局は過去問で何点取れるかが勝負の分かれ目であることには違いありません。そこらへんのことも丁寧に描かれています。

 

 中学受験を考えている方々にはぜひ一度読んでおいてほしい漫画です。