日本語の“はい”と英語の“Yes”【アメリカ人の脳内を覗く】 | 京進スクール・ワン鴻池教室「リーチング日誌」

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  私は最近あまりドラマを見なくなりましたが、「見る」と決めたものは欠かさず見ます。

 

  「塾の先生」という仕事は、とうていドラマが放映されている時間に帰宅するなんて夢のまた夢(まあ、その分朝はゆっくりなのですが…)でしたが、最近はネットで「見逃し配信」も多くありタブレットで楽しんでいます。

 

  ただ、楽しんでいるといっても、そこは塾の先生の性で、「このセリフは体言止めにしている」とか「このたとえは上手く使ったな~!」とか、国語表現に関してはほとんど「職業病」の部分が全面に出てしまいます。

 

  11/28放送の「Dotor X」では英語表現がドラマの大きなポイントになっていました。

あらすじは大富豪のアメリカ人が病院に入院したのですが、主治医の加地先生が見栄をはって英語には自信があると虚勢をはり、英語で手術前の問診をします。

 

ここで、加地先生が

“You don’t have any allergies,do you?”

と聞いてしまったのが運の尽き。

答えが

Yes、I do.”

で訳が分からなくなってしまいました。

 

  この部分を日本語に訳すと

「あなたはアレルギーをもっていませんよね?」

いいえ、持っています。」

になります。

この患者はアレルギーがあると言っています。

 

  でも、加地先生は「ありませんよね?」に対しての“Yes”という答えを聞いて、「アレルギーはない」と判断し、何かおかしいな~と思いながらそのまま手術になり、手術中にえらい目に合うのです。

 

  ここは「付加疑問文」なんか使わずに、「アレルギーを持っていますか」と聞けば何の問題もなかったのです。

 

 

  ここからが本題。

日本語の“はい”英語の“Yes”は根本的に見ているところが違います。

 

  まず、日本語の“はい”相手の疑問に対しての答えです。

ですから「アレルギーを持っていませんよね」と聞かれて、「はい」と答えたら、「アレルギーはない」と判断するわけです。日本人にとってはごく当たり前の感覚でしょう。

 

  一方で、英語の“Yes”自分の返答に対しての答えです。

ですから、自分がアレルギーを持っていれば“Yes”と答えるということです。

 

  否定的に問いかけられた場合には、上記の違いがはっきりと表れて、

日本語の“はい”英語の“Yes”全く反対の意味になってしまうわけです。ドンマイ!加地先生ってところでしょう。

 

  英語と日本語の本質的な違いに目を向けると、結構楽しいと思いませんか?これを「いいかー!こういう時は “Yes” と “No” は反対にするって覚えとけよ!」なんて教え方をされたらもったいない気がします。

 

  私が受験生の時、このことについて学習して感じたのは「おお!スゲー、アメリカ人の頭の中、こんな風になってるんや!」と言った感じで、アメリカ人の脳の中を覗いているように感じた記憶があります。そう考えると勉強は基本的に楽しいものだと言えます。ただし楽しくなるまでにある程度の知識は必要になるので、それをマスターするまでの我慢の時期は必要だと思います。