地理で見る「予測する力」 | 京進スクール・ワン鴻池教室「リーチング日誌」

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   先日、地理の入試問題の質問対応をしている時に気になる問題がありました。

以下がその入試問題です。

 

  この地図のア~オの中から、日本が二番目に多く「さけ・ます(全体の26%)」を輸入している国を答える問題です。この問題は実は京都女子中学の入試問題なので、それぞれの記号の国名を知らない子も多くいることが予想されます。

 

  しかし、この問題で期待されているのは「論理的に予測する力」で、特に国の知識は必要ないのです。

 

  ポイントは「さけ・ます」の漁獲高がそれなりにある国がどこかということです。それなりの漁獲高を得るためには船で海に出ていく必要があります。では、海に漁業に出ていくのに最も適切な場所に位置しているのは、ア~オの中のどの国かということになるわけです。

 

  いかがでしょうか?正解は分かりましたか?正解は最後に書いておきますね。

 

  なぜこの問題が気になったかというと何年か前に大学入試のセンター試験地理で世間を騒がせた問題とそっくりだと思ったからです。大学入試に関わっておられる方ならまだまだ記憶に新しい、あの「ムーミン問題」です。

 

 

   この画像だけが問題のすべてではありませんが、要するに「ムーミン」と「小さなバイキングビッケ」が上の地図のア~オのどこの国に当てはまるかという問題でした。厳密には色々な説明があり、アのノルウエーか

イのフィンランドの二つを「ムーミン」か「ビッケ」かで分け合う問題になっていました。

 

   このセンター試験の問題はかなり世間を騒がせて、「ムーミン谷がどこの国にあるという根拠はどこにもない」とかいう意見がネットを騒がせましたが、結局ムーミンはあまり重要ではなく、ビッケがバイキング(海賊)であることがポイントでしょう。

 

  海賊は大きな海に出ていく必要があります。そのために適した地形の国を判断する能力が求められているのです。

 

  では正解を

最初の京都女子中の入試問題

正解は 

 

センター試験の「ムーミン問題」

正解は

ムーミン…(フィンランド)

ビッケ…(ノルウエー)

 

となります。どちらの問題も、大海に出ていくことに適した地形を予測して正解にたどり着く能力が必要となります。よほどのムーミンマニアでない限り、ムーミンがフィンランドの物語だなんてこと知りません。

 

もしかしたら、京女中の問題はこのセンター試験を見て思いついたのではないかと思うくらい、私には似て見えます。

 

そういった意味では中学入試というのはとても高い能力が求められているとあらためて思います。