遊戯王 2020.7月魔術師 対新カード・新テーマに対する立ち回りなど
こんにちは、ヒマワリです。コロナの影響も収まってきたことにより、公認大会やCSが復活し出してきていますね。そして、新制限も発表され《リンクロス》が禁止、その他は緩和といった改定でした。《リンクロス》の禁止は環境にいた様々なデッキに影響を与えました。4月からまともな遊戯ができず、4月以降の環境に疎いプレイヤーも多いと思います。今回の記事は、4月以降に登場且つ7月以降によく遭遇するであろうデッキや新規カードに対する魔術師目線のプレイの話をします。ヒマワリ@himahitoken 新倉敷CS 1.エルドリッチ 後○○ー 2.戦闘機 先○○ー 3.罠オルフェ 後×○× 4.ドラグマエルドリッチ 先○○ー トナメ 1.罠オルフェ 後×○× 2.ヌメロンエルドリッチ 先○○ー 4-2で3位でした 新環境も魔術… https://t.co/DIqNdf5UDR2020年06月21日 17:26構築としては、新倉敷CSにて使用した「ヌメロン」登場以降の構築にて話を進めます。ヒマワリ@himahitoken アメブロを更新しました。 『遊戯王 魔術師展開・ケア・各カード役割の話【前】』 https://t.co/vWGQw1DA5e2020年05月05日 18:14ヒマワリ@himahitoken アメブロを更新しました。 『遊戯王 魔術師展開・ケア・各カード役割の話【後】』 https://t.co/5fdPZbLB5R2020年05月05日 18:15基本的な展開や構築に関する考え方はこちらに書いていますので、初見の方などはこちらを先に読めば【魔術師】デッキに対する理解が深まると思います。1.この構築の基本展開ヒマワリ@himahitoken ブログ用 2020.4〜 https://t.co/gPWemSkGQv2020年05月31日 21:58上記の構築での基本展開になります。ハンド次第で《灰流うらら》を回収しにいけたり、《深淵に潜む者》を追加で出しに行けたりします。今回の話はこの展開を元に話します。2.新制限での環境変化《リンクロス》の禁止により、《水晶機巧-ハリファイバー》からの安定した展開が消え、それを基本展開として使用していたデッキは大打撃を受けました。《リンクロス》による展開の強みは、《水晶機巧-ハリファイバー》にたどり着ければ強固な盤面を作ることができることであり、【三軸シンクロ】や【焰聖騎士】、【アダマシア】、【セフィラ】等の展開系デッキがその恩恵を得られなくなりました。また、リンクモンスターを墓地に送るギミックとして採用していた【オルターガイスト】も影響が出ています。ただ、《リンクロス》抜きの展開ルートも開発されてきており、《リンクロス》がなくなっても展開系は生き残っているという認識です。緩和組に関しては、初動の追加という印象で、現状のプールではほぼ環境に影響は与えないと考えています。3.対新規カードへの行動採用率が非常に高く、メインからもよく飛んでくるカードです。コストが必要な速攻魔法の擬似《冥王結界波》であり、対象を取らず複数枚無効にされてしまうこともあるカードで、こちら側の妨害を一気に無効にされてしまいます。特に墓地利用をよくする展開系に採用され、《深淵に潜む者》を無効化されるのは非常に痛いですね。例えば上記の盤面の場合、いつもであればトップの《無限泡影》や《PSYフレームギア・γ》をケアする為に、相手モンスターが出るまで待つか、相手のアクションに合わせて《ヴァレルロード・S・ドラゴン》を出すことにより《深淵に潜む者》の効果を通していくのですが、《禁じられた一滴》にはその動きは通じません。であれば、いかに妨害数を減らされずに《禁じられた一滴》を打たせるかになります。ヒマワリ@himahitoken こういう一滴のリスク分散が理想的だよなぁ ・最短星霜時空紫毒 ・深淵で墓地に闇魔法使いを確保(天空) ・調弦天空の天空墓地経由効果 ・うらら回収 ・ハリファアストロタイタニック深淵 星霜時空紫毒+手札リソース ・ハリファチェーン… https://t.co/lP5eVsKkU22020年06月23日 00:36《禁じられた一滴》登場以降は、相手のメインフェイズ初動の解決後に《水晶機巧-ハリファイバー》の効果を使いコストで除外、そのチェーンで《深淵に潜む者》の効果を使っていくようにしています。これは、トップの《無限泡影》や《PSYフレームギア・γ》よりも、初手5枚+トップの中の《禁じられた一滴》をケアしていきたい考えで、そのタイミングで《深淵に潜む者》に対して《禁じられた一滴》を打たれても《水晶機巧-ハリファイバー》からのシンクロ8による妨害を残せます。特に相手のメインフェイズ初動に魔法を使用した場合、《深淵に潜む者》と《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》の効果を消す為に、モンスターを含むカード2枚のハンドコストが必要になり、リソース的にもしんどくなる可能性が高いです。(モンスターを切らないと《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》を無効にできません)そういった意味でも、《水晶機巧-ハリファイバー》、《深淵に潜む者》、《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》の盤面は環境にマッチしていると思います。最近新登場した【ヌメロン】ですが、《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》が魔法の効果無効の為、《ヌメロン・ネットワーク》を再発動させない形で無効にできます。その他にも《時空のペンデュラムグラフ》で割る方法もありますが、【純ヌメロン】の場合《レッド・リブート》がある可能性があるので、《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》で止めに行くのが正解かと思います。また、ヌメロンモンスターが出ても効果では破壊される為、ヌメロンモンスターが出た後に《時空のペンデュラムグラフ》や《覇王眷竜クリアウィング》でも対抗可能です。【ヌメロン】先行の《SNo.0 ホープ・ゼアル》は《紫毒の魔術師》をセットすることで対抗可能です。メインの《時空のペンデュラムグラフ》や、サイドチェンジ後の《ダイナレスラー・パンクラトプス》、《幽鬼うさぎ》などのカードでもある程度対抗可能です。4.環境デッキについて今回の記事では、3.4月以降の環境デッキに対する立ち回りを紹介します。エルドリッチデッキビルドパックで登場した、罠中心のデッキです。専用魔法罠を墓地から除外することによりリソースを回復することができ、《スキルドレイン》や《王宮の勅命》などの永続罠を強く使えるテーマです。リソースを回収できるとはいえども回収タイミングが限定されておりデッキ回転としては遅いのですが、永続罠によりスローゲームに持ち込める為ハマると強いタイプのデッキです。反面、盤面を除去しつつライフ奪取スピードの速いテーマやペンデュラム系統は苦手としており、永続罠を簡単に割っていける【魔術師】側としては比較的有利なマッチングです。先行展開では《深淵に潜む者》がかなり重要な役割を持ち、リソース回収のタイミングをさらに遅らすことによりペースを掴めます。また、後攻であっても盤面を返した後《深淵に潜む者》を出すことにより実質2ターンスキップのようなこともできます。永続罠を割る《紫毒の魔術師》が非常につよく、【エルドリッチ】側のライフをとるスピードが遅いのも相まって【魔術師】側がジリ貧でもペンデュラムで時間を稼いで回答を引くまで待つというプレイがしやすいです。サイドチェンジ後は《レッド・リブート》、《ライトニング・ストーム》、《拮抗勝負》が非常に効果的で、打てればクイックゲームとスローゲームを状況に合わせて選択し勝ちを目指していきます。召喚ドラグマ「ライズ・オブ・ザ・デュエリスト」で登場した【教導】と【召喚獣】を合わせたテーマです。新弾発売から環境で比較的見かけるテーマであり、【召喚獣】の手堅い妨害と、【教導】の擬似ヴェーラー兼打点の《教導の騎士フルルドリス》、フリーチェーン除去の《ドラグマ・パニッシュメント》、相手ターン《エルシャドール ・ミドラーシュ》兼闇属性除去の《影依の偽典》の妨害を構えてきます。サーチカードの《天底の使徒》もアドバンテージを稼ぎながら展開できる為、非常に優秀なカード揃いです。【教導】要素が入っているデッキ場合は、《深淵に潜む者》が非常に効果的で、盤面を返す為の墓地発動効果を無視できます。【召喚獣】要素は手堅い展開ができるものの、それだけでは然程脅威ではありません。《ドラグマ・パニッシュメント》が対象をとる罠のため、《時空のペンデュラムグラフ》の魔法使い族が罠な対象にならないという永続効果によりケアできており、ジリ貧になっても《時空のペンデュラムグラフ》と魔術師モンスターで徐々に盤面を潰していきリソースゲームに持ち込むこともできます。専用の無効罠を持ち合わせておらず、且つ罠が多いデッキでもない為《召喚獣メルカバー》で無効にしづらい罠の《拮抗勝負》がかなり有効です。《召喚獣メルカバー》と《エルシャドール ・ミドラーシュ》が並んだりすると《超融合》のいい的になります。《ドラグマ・パニッシュメント》と《影依の偽典》さえケアできれば盤面返していけることが多い為、《ライトニング・ストーム》や《レッド・リブート》も刺さりますね。焔聖騎士《リンクロス》禁止後もしっかりとした展開ができ、《盗人の煙玉》によるピーピングハンデスが非常に強力です。ただ、《リンクロス》禁止前ほど誘発貫通力がなく、《水晶機巧-ハリファイバー》やシンクロ数稼ぎの《幻獣機アウローラドン》に誘発をもらうと非常に厳しくなります。展開のルートに載せやすい点、《盗人の煙玉》のピーピングハンデス、ある程度好きなタイミングで除去を行える《焔聖騎士帝ーシャルル》、カードの発動無効の《ヴァレルロード・S・ドラゴン》という妨害がある為、2020.7月環境で個人的に最も当たりたくない展開対面だと思っています。ピーピングハンデスが本当にやばい。この記事で言うのが何回目かわかりませんが、このデッキも《深淵に潜む者》を展開に添えていくことを目指します。【オルフェゴール】や【転生炎獣】、【アダマシア】にも言えることですが、本当に深淵が役に立つ環境で、《灰流うらら》を回収していくより《深淵に潜む者》を出していく方が優先される環境だと思います。ただ、《禁じられた一滴》が流行しているのでそれをいかに避けるか、または致命的に打たせないかが鍵になると思います。さて、話を戻すと、《深淵に潜む者》で墓地利用を封じるとチューナーの供給が難しくなったり《幻獣機オライオン》のトークンを出させないことができるので、展開の伸びを大きく抑えることができる為効果的です。《聖騎士の追想イゾルデ》を止めても貫通されることが多い為、誘発や妨害を当てに行くなら《水晶機巧-ハリファイバー》や《幻獣機アウローラドン》まで待ち完全停止を狙います。後手に関してはピーピングハンデス且つ発動無効もある為、回りきった状態で返すのは残念ながらほぼ不可能です。本当に苦手な対面です。ヌメロン先行は《SNo.0 ホープ・ゼアル》、後攻はワンキルと一枚初動にも関わらずパワーの高いモンスターを展開できるテーマです。対【ヌメロン 】のみ、《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》は守備表示で置くようにし、可能であれば《天空の魔術師》をスケールに置いておきたいです。《ヌメロン ・ネットワーク》には《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》が魔法の効果無効で再発動させない形で無効にする等、先行でのプレイの感触は上記にて説明させて頂きました。対【ヌメロン 】のために《幽鬼うさぎ》、対《SNo.0 ホープ・ゼアル》のために《ダイナレスラー・パンクラトプス》をサイドに採用しています。分散させているのは他のデッキに対するサイドチェンジ調整です。今回は詳しく書きませんが、【SPYRAL】やペンデュラム系、展開系の《幻獣機アウローラドン》に《幽鬼うさぎ》が比較的有効であること、罠デッキに対する《ダイナレスラー・パンクラトプス》が打点とサイクロンになることなど、対【ヌメロン 】以外にも活躍し且つ被らないように分散させています。5.さいごにここまで読んでいただき、ありがとうございました。コロナも収束に向かい、これからCSがまたどんどん復活していくと思います。新ルールも相まりかなり面白い環境であると思いますので、離れていた人もまた遊戯王で遊んでほしいなと思います。僕としてもいつまで遊戯に触れていられるかわかりませんが、これからも勝ち続けられるよう精進していきます。それでは、また、どこかで。