調査報告書の感想(2024/6/7) | さとう社会問題研究所・心理コンサルティングのブログ

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調査報告書の感想(2024/6/7)

 

みなさん、ごきげんよう。

 

今回は前記事でも触れていた「大阪府泉南市・中1いじめ自殺」の調査報告についてです。

 

泉南市中学生自死の重大事態の調査に係る報告書(要約版)

 

今回は、こちらについて、わたくしの見解を簡単に述べたいと思います。

 

依頼を受けた事案ではないため、詳細な分析ではない事はご了承ください。

 

総論として全体的には良かったと思います。特に不公平感など悪い点はなかったです。

 

なので、ここから先は「さとう社会・心理研究所」の視点になります。

 

相談等をご検討の方には参考にして頂ければと思います。

 

読んだ順番で気になった点について述べていくと、

 

まず、7頁目(12月)の教員Fの暴言の悪質さについての指摘が欠けております。

 

教員Gもその場にいながら注意しなかったのは、この「悪質さ」の重大性を認識できていない。

 

(1月)これに対する校長の指導内容はもっともであるが、

「1対1で兄と話をするよう伝えた」というのがダメ。

 

母親のもとを訪れて謝罪をしながら、クラス全体への説明の準備を伝えていなかったのは隠蔽を疑われる。

 

その後の教員Fの謝罪の不十分さも、自分の発言について正しく理解ができていないまま、ただ謝罪する振りをしていただけだから。

 

この時点で教員Fには対応が必要であった。

 

(2月)兄が精神的に不安定な状態になっている事を認識しながら、

教員Fと接触させ続けているのが問題外。

 

(3月)兄の申し出に対して教員Fは「あなたは無理」という感じで断り教頭が注意と指導を行った。

 

「母はこの件について指導主義に電話をし、兄がどれだけがんばっても結果は同じ」

 

教頭の指導は良いとして、指導主義は教員Fに継続した指導を行っていると言っているが、

転属や出勤停止などの措置を執っていないのは明らかな不作為。

 

泉南市教育委員会は大阪府教育委員会の報告していないとの事だが、隠蔽だし、

仮に隠蔽の意図がなかったとすれば、事の重大性、特を教員Fの問題点を軽視し過ぎている。

 

平成29年度の12月から3月だけで、これだけ指摘できました。

 

経緯については28頁までありますので、ここから先は別稿、

有料メルマガやマイクラ配信などでお話しできればと考えております。

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では、今回もこの辺で。

 

 

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