決戦は思っていたよりも一週間早くやってきた。

サッカーダイジェスト11月号、争奪戦だ。

都内でも少し遅れるだけで、入手に苦労してしまった。

内容も興味深い。

秋葉監督が「ピッチ外も大事。日頃から徳を積む」という指導を選手たちにしていることは色々なコメントから知っていた。

直接的には、サッカーが勝負事であるから運を引き寄せるため、と解釈できる。

でも、ボクは自分でも嫌になるほど疑り深いリアリストだ。

だから「運なんて、結果を振り返って人間が理由付けられないものの呼び名」としか考えていない。

この雑誌を読んで、これまでスルーしていた秋葉監督の言葉を再度考えた。

人間が厳しい場面に出会った時、つい自信を失いそうになるとき支えてくれるのは『日常』だったりする。

その『日常』の中には家族がいたり、友人がいたり、大好きな趣味があったりする。

その『日常』の中で、自分で自分を納得させられる行動をできる限りしていたらどうだろう。

それは、その人の人間としての自信になり、いざという場面で揺るがない行動をする大きな助けとなる。

サッカー選手であれば、試合に出られないときの振る舞い、ファンに対する対応、サッカーを離れたときの一個人としての行動がこれにあたるのだろう。

人間は不完全な存在だから、完璧に徳を積むことなどできない。

でも、自分を認められるだけの行動を積み上げるのは、間違いなく自然と自分の自信となっていく。

乾選手も、エスパルスに来てからの数年間で、ピッチの中だけでも、人としての成長が窺える。

それがサッカーに与える良い影響は、きっと分かる方も多いと思う。

山形戦のチケットはsold out

約19,000人の観客、そのうちおそらく18,000人以上はエスパルスファミリーで埋め尽くすアイスタで昇格を見たい。

昨年のプレーオフ決勝のアディショナルタイムから待ち続けている勝ちロコ、いや昇格ロコを満員のスタジアムで感じたい。