G.W.にはエスパルスに良い思いをさせて貰いました。

岡山アウェイ遠征では、良い天気の中、素晴らしいサッカーをしてくれました。

決して岡山の調子が悪かったわけではなく、グレイソン選手へのハイボールを中心に、シャドウの選手を絡めて一歩間違えば決定機になるような攻撃をしていました。

ただ、その狙いに高橋選手、住吉選手が真っ向から立ち向かって抑えきりました。

ホーム栃木戦も一時は一点差に詰め寄られて嫌な雰囲気になりましたが、山原選手がそれを振り払ってくれました。

決して点差ほど楽な試合ではなく、栃木の南野選手など危険なプレーをしていた選手もいました。

その後の群馬、鹿児島戦は快勝と言っても良い内容かと思います。

戦術というよりも複数の戦略、例えばスカウティング、データを生かした練習など、複数の戦略が効果を発揮しているように見えます。

もちろん、その戦略も選手たちの能力を最大限発揮させる秋葉監督、スタッフのマネジメントが前提です。

そして何よりも選手たちが、本来持っている能力を最大限に発揮するためにはどうしたら良いかを、各々真剣に考え、実行していることが連勝の要因でしょう。

今のエスパルスに何か文句はあるか?

そう聞かれたら、それは「ノー」です。文句のつけようがありません。

でも、今のエスパルスが置かれた状況に満足しているか?

と聞かれたら、大きな声で「ノー」と答えます。

今週の水曜日、5月15日Jリーグの日の試合に31周年を記念としてJリーグカレーが配られるというニュースを見ました。

「はて、水曜日に試合はあったかな?」

とスケジュール表を見ると、J1の試合しかありません。

31年前の華やかな開幕戦ではJ1にいたことを嫌でも突きつけられます。

また、昨年の東京Vとのプレーオフ決勝もフルタイムで放映されるようです。

もちろん主役は昇格した東京V。

我々はそれを引き立てる脇役です。

私はテレビなどで「J2清水」と呼ばれる度に胸がざわつきますし、その気持ちを忘れたくないです。

決してJ2を舐めているのではありません。

短いスパンで悔しさを維持できるチームはJ2でも多いでしょう。

でも、その気持ちを長く持ち続けられるチームはそれほど多くありません。

それくらいの気持ちを持って戦うJ2のチームだけが最後に昇格を勝ち取れるのだと思います。

 

そして、我々にはその悔しさを持ち続けるだけの明確な理由があります。

次節の相手は横浜FC。

対戦場所は三ツ沢球技場。

奇しくもJリーグ元年の開幕戦の相手もホームを三ツ沢球技場とする横浜フリューゲルス。

エスパルスのJリーグ元年の開幕戦では、勝ち取れなかった勝点3。

三ツ沢球技場でそれを取り戻して、復活の狼煙をあげましょう。

私も参戦して、その助けに少しでもなるよう声援を送ります。