つかみかけていた勝ち点3をあとわずかで逃してしまいました。
シュートまで流してからのPKのジャッジには、選手たちと同様、異議をいいたい気持ちもあります。
が、そこは人がジャッジする以上、有利にも不利にも働くものと割り切るしかありません。
今年、優勝して昇格するためには、結果にかかわらず、一つ一つの試合ごとに前向きになり、成長できる要素を振り返るべきでしょう。
まず平日にもかかわらず、アイスタに9,520人も集められるチームの魅力は素晴らしいです。
水曜日の夜、不便な場所で、大半の人が雨に濡れながら観るエンタテインメント。
天気予報があたるこの時代に、地方のイベントでこんなものが成り立つこと自体が凄いと思います。
「好きの反対は、嫌いではなく無関心」
良く言われる言葉です。
プロサッカークラブとして恐れるべきは批判よりも無関心でしょう。
クラブ、監督、スタッフ、選手たちは、自分たちにそれだけの魅力がある、という自信と感謝を持って次のゲームの準備をして欲しいです。
そして、カルリーニョス選手の復帰は大きな希望です。
出場した時点ではリードしていたので、コンディションが万全ではないこともあって、トップでボールを収める役割に徹していました。
失点の後は、いつもと同じように動いていたので、次節はスタメンが期待できそうです。
スタメンで西原選手が出られたことも一つの成果でしょう。
途中出場と違って求められるタスクが多いので、戸惑ったこともあるし、先輩たちからゲームの中で指導も受けていたようです。
この経験を大切にすれば、次節以降はカルリーニョス選手の復帰でサブかもしれませんが、より自信を持って活躍できると思っています。
また、トップ下を中村選手が務めて、宮本選手と白崎選手という昨年と同じボランチコンビのオプションが出来たことも良かったと思います。
そして、最後に登場したタンキ選手。
相手を抑えながらしっかりと頭に当てて、味方に落とすことができていました。
長距離のスプリントはまだ厳しそうでしたが、瞬間的な早さはあったので、これから身体のキレが上がってくればスタメンもありそうです。
そうなると、北川選手とのツートップで、ドウグラス選手(背番号49の方の)時代のような躍動も期待したいところです。
昨晩、頭の中で「今の怪我人が全て復帰したら」と妄想を膨らませ、ゴクリと喉を鳴らしました。
FWに北川選手
MFに乾選手
SB兼CBに原選手
CBに蓮川選手
そこに、コンディションが上がったカルリーニョス選手とタンキ選手がいるわけです。
一つ一つの試合を大切に積み重ねていけば、きっと長いシーズンでは地力があるエスパルスは結果を出せると思います。
甲府戦、甲府市の天気予報も雨から曇に変わって、観戦日よりです。
東京からは、中央本線に乗れば観光を楽しみながら行ける距離。
チケットは購入済み。
果たして、JIT リサイクルインク スタジアムがどの程度オレンジ色になるか?
スタジアムを後にする時、「ここはアイスタだったか?」と見紛うほどの雰囲気を期待しています。