第28日:この味も一航戦の誇り!「空母『赤城』の『酢豚』」 | 海軍メシときどき現代メシ

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旧日本海軍で出ていた料理にハマった自称:漂流絵師が、実際に
各艦艇で出された海軍メシを食べながら、そのレシピとエピソード
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皆さん こんにちは!

今日の関東は雲がやや多いものの、陽射しもあり、気温的にも過ごしやすいです。

 

北海道も、某国のミサイルが浮かれて飛んでいく程、気持ちの良い秋晴れだそうです。

 

さて、いろいろと毒を吐きたいところですが、ここはそんなブログじゃないし、毒を

吐いちゃうとせっかくの美味しい海軍メシの紹介も台無しなので、自重します。

 

で、今日ご紹介するメニューですが、今日は「空母『赤城』の『酢豚』」です!

 

ではレシピの前に、恒例の解説をば。空母「赤城」は、八八艦隊(戦艦8隻、巡洋艦8隻

による艦隊)計画により、天城型巡洋戦艦の2番艦として起工されましたが、日本の

戦艦保有率を英米の6割に留める、ワシントン海軍軍縮条約の締結による影響で、

補助艦艇である空母に改造されました。

 

当初は三段式甲板を持っていました(「宇宙戦艦ヤマト」の三段空母の元ネタです)が、

近代化改装を経て、やがて全通式の航空甲板を持つ様になります。

 

僚艦「加賀」と共に第一航空戦隊(一航戦)を編成し、大東亜戦争緒戦では、空母「飛龍」

「蒼龍」の第二航空戦隊(二航戦)と共に南雲機動艦隊(司令長官:南雲忠一提督)の

中核(「赤城」が旗艦)を為し、無敵の名を欲しいままにしました。

 

しかし、昭和17年(1942)6月5日のミッドウェー海戦にて、上空からの爆撃によって

大火災を起こし、大破。敵軍に鹵獲される事を恐れ、翌日、自沈処分。深い海底へと

その姿を沈めていきました。

 

ゲーム「艦これ」では、その史実を受けて、慢心を戒める真面目なお姉さんとして描かれて

いたんですが・・・!割と初期から、公式・二次創作ともに「ボーキ(サイト)の女王」という

あだ名をつけられる程の腹ペコ&大食らいお姉さんとして描かれる事が多くなっています。

 

そんな腹ペコ赤城さんの大食いっぷりを体現したメニューが、今回ご紹介する「酢豚」です。

 

【空母『赤城』の『酢豚』】

材料(2人分)

豚肉:150g(1cm角切り)、じゃがいも:1個(短冊切り)、にんじん:1本(短冊切り)、

※下味用・・・塩、砂糖、醤油:各少々、片栗粉:適量

大根:1/4本(1cm角切り)、タケノコ(1/2個、短冊切り)、もやし:1袋、メンマ:50g

片栗粉:大さじ1/2(+水大さじ1)、砂糖:大さじ1/2、酢:大さじ1/2、醤油:大さじ1/2

ラード:20g、中華スープ:鍋がひたひたになる位

 

①ボウルに豚肉と塩・醤油・砂糖を加えて、よく揉み込んで下味を付けてから、全体に

 片栗粉をまぶして衣をつける

②深い鍋に天ぷら油を張り、①の豚肉を180度でじっくり揚げる。衣が薄いきつね色に

 なったところで、引き上げて油を切っておく。

※温度がわからない場合は、1つタネを落として、周囲にシュワシュワ泡が立つ程度

 だと覚えておくと良い

③中華鍋にラードを溶かし、火の通りにくい根菜類から、野菜を順番に炒めていく。

 野菜全体がしんなりしてきたら、②の豚肉とメンマを加えて、さらに炒め合わせる。

④中華スープをひたひたに注いで、醤油・砂糖・酢を加えて味を付け、そのまま

 中火で5分ほど煮込んで味を染み込ませる。

※調味料は味見をしつつ微調整すると良い

⑤根菜類が十分に柔らかくなったら、水溶き片栗粉を回しかけ、とろみをつければ、

 完成!

 

このメニューは、昭和14年の第一艦隊内の料理コンテストで、「赤城」の主計科から

出品されたものです。当時の「赤城」では酢豚が名物だったらしく、この他にも

4種類の酢豚レシピが出品されたそうです。

 

じゃがいもと大根という珍しい具材が入っていますが、これがまた実に美味いです。

おお、ちゃんと酢豚してるじゃないかッ!

 

もやしもいい感じです。ちなみに、もやしは簡単に栽培できるので、各艦艇で作られて

いたそうです。

 

美味い、確かに美味いが・・・ちょっと量が多いような・・・

 

そう、そうなんです。この「赤城」の酢豚、量が多いんですよ。資料では分量を調整して

いるそうですが、それでもちょっと2人分にしては多い印象です。

 

ところが、オリジナルレシピはもっとすごいらしくて、原典「昭和十四年度 第一艦隊献立

調理特別努力週間献立集」に書かれた分量だと、2人分でもゆうに5人分はあるそうです。

 

さ、さすが「ボーキの女王」赤城さんやでぇ・・・

 

と、いうところで、今日はこれにて!

 

・・・晩御飯は軽めにしとこ。

 

《参考資料》

・「提督の食卓 第一集・第二集」(同人作品:スタジオゴンドワナさん)

・「海軍さんの料理帖」(有馬恒次郎 ホビージャパン)

・「居酒屋鳳翔まかない記」(同人作品:路地裏の浪漫堂さん)

https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=49015221

・「カラー版 日本の軍艦完全網羅カタログ」(「歴史の真相」研究会 宝島社)

 

 

 

 

 

 

 

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