第2日:今日のお昼は「戦艦長門の『油揚げ飯』」 | 海軍メシときどき現代メシ

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旧日本海軍で出ていた料理にハマった自称:漂流絵師が、実際に
各艦艇で出された海軍メシを食べながら、そのレシピとエピソード
を紹介するブログです。ときどき、現代の食事も食べます!

皆さん、こんにちは!


今日のお昼は簡単にすませる事にし、戦艦長門で作られていたという、
「油揚げ飯」を食べました。


ただ、このメニュー、正式な食事ではなくて、いわゆる裏メニューだったようです。


と、いうのも、このメニュー、艦内の食事を担当する主計科の覚えがめでたい
兵員だけが、夜間当直後の朝食前に食べる事が出来たんだそうです。

主計科は、戦闘部署や航海部署につく兵員たちより、一段下に見られがちでしたが、
こうして見ると、やっぱり胃袋を握った者が一番強いってことですね。

うん、ハラが減っては戦はできぬ、やっぱり食事は大切です!

 

【戦艦長門の「油揚げ飯」】
材料(1人分)
麦飯1合(約300g)、油揚げ2枚、醤油適量、福神漬け適量

 

①麦飯を炊く
②油揚げを約1cm角の大きさに切る
③ホカホカ麦飯の上に、②をのせる

④上から醤油をかける

⑤福神漬けを付け合せにして、完成!

 

ここで大切なのは、ご飯は「麦飯」であること。日本海軍では麦飯が食べられていた
というのもありますが、普通の白米飯では、醤油の香りに負けてしまって、あまり
美味しくないのです。

ちなみに、自分は近所の100円ローソンで売っているパックの麦飯(300g)を
使って食べています。

油揚げは、あぶってパリパリにすると、もっと美味しいです。


基本は醤油ですが、希釈しためんつゆをかけるのもいいですね!

簡単で、なおかつ美味しい「油揚げ飯」、一度試してみてはいかがでしょう?

 

《参考資料》
・「軍艦長門の生涯」(阿川弘之)
・「居酒屋鳳翔まかない記」(同人作品:路地裏の浪漫堂さん)

https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=52259987