理系の勉強会 | セカンド・オピニオン㈱代表取締役 小澤隆のブログ
2013-10-13

理系の勉強会

テーマ:企業再生

明るい「水素エネルギー社会」を目指して! 

以下は某再生会社での勉強会の一部です。当Blogは基本的には文系(経済系)ネタなのですが、たまには理系ネタもいいかな?と思いました。最後の「おまけ」は思いっきり内輪ネタです。



【総論: 水素エネルギー】
「水素エネルギー」ってなんでしょう? 
水素は最も軽い二原子分子で(0.0899g/cm3)、宇宙で最も多く存在する(重量で宇宙の90%を占める)と言われています。水素は酸素と反応して水になる時、大きな熱(3.78kcal/1g)を発生します。また熱エネルギーとしてだけでなく、水素イオン化(H22H + 2e- )を利用した発電も可能で、この発電効率は現在の火力発電の2倍以上といわれています。水素の原料は「水」、水素からエネルギー化しても「水」に戻るだけなので、正に“夢のエネルギー”です。


【初級編: 水素は単独では自然界に存在しないし、持ち運びも大変。】
ところが、モテモテ人気者原子の水素は他の原子とすぐ結びつくので、自然界には「水素」単独で存在しません。このため、何らかの方法で作りださなければならないのです。また、水素の持ち運びも大変です。融点(液体化)がマイナス259.2℃、かといって気体のままでは水素爆発の可能性大。たとえ液体水素とした場合でも、蒸発しないように運搬するのは大変なのです。

【中級編: 水素を持ち運ぼう! 次世代型の反応装置「メンブレンリアクター」】
水素を単分子として維持・運搬するのではなく、水素を貯蔵したり運んだりするために適した方法として、水素を吸収することのできるマグネシウム等の金属(水素吸蔵合金)やシクロヘキサン(C6H12)等の化学物質を用いる方法があります。またこれらに貯蔵した水素を取り出す装置を「メンブレンリアクター」と言います。水素だけを通す魔法の膜「パラジウム膜」を使って、反応(触媒により水素分解)+分離(パラジウム膜が大活躍)させ、水素貯蔵物質から純粋な水素のみを効率良く取り出すのです。


【おまけ: 水素吸蔵合金】

効率的な「水素吸蔵合金リアクタ」実現・商業化のため、水素の吸収・排出サイクルによる水素吸蔵合金リアクタのひずみ分布計測を実施した研究チームがいます。その結果、合金の膨張に伴う顕著なひずみがリアクタ下部(合金含有率が起因?)に現れ、サイクルの進行に伴い,ひずみが大きくなることを測定、実証しています。この研究では、表面歪を「ひずみゲージ」等による実測ではなく、画像解析により代替的に計測しようとしているのがミソです。

セカンド・オピニオン㈱代表取締役 小澤隆のブログ-2理系女子

 ( 航空エンジンを前にワクワク顔の理系女子「A上S織」さん。夢に向かって「直球勝負」です。 


【イラストはイラストレーター茶谷順子 氏の作品です。無断転載は固くお断りします。】

 小澤隆  http://www.second-opinion.co.jp/

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