ヤンマーコンバインEE3の修理

 

こぎ胴の下の網に穴が開いてベルトが動かなくなった、という故障で修理入庫したヤンマーのコンバインEE3です。時間数は600時間を超えていてクローラー、カッター、ベルトなどシーズンごと順番に消耗部品を交換してきましたが、今回はいっきにあちこち壊れてしまった様子。代替えのコンバインも見つからず、修理して今シーズンを乗り切ることにしました。

 

 

点検していくと1番と2番のラセンの動きが重たいことがわかりました。まずはできる限り籾を機械から取り出してベルトを外し、それぞれのラセンを手で回してみます。すると2番ラセンの動きが異常に重たい。2番のケースを分解してみるとラセン の上側に稲藁が固く絡みついていて、さらにはベアリングが固着していることがわかりました。

 

 

1番ラセンも細くなっていて籾の上がりが悪かったことも想像できます。以前からラセンが心配だよということをお客様には伝えていて、これまでだましだましゆっくり刈っていたいたのですが、いよいよ各部の弱いところが悲鳴を上げたようです。

 

 

脱穀部の中に風を送るアップウファンも軸穴がガタガタになっていて交換が必要な状態でした。もちろん網枠も交換が必要です。幸いにして全ての部品がメーカー在庫でありました。

 

修理の様子は次回。

 

 

静岡農機情報センター

中村真也

 

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