こんにちは。

静岡農機情報センターの中村です。

 

ホンダ ミニ耕うん機 FF300 を修理しています。

 

「9年前に当店で新車で購入。その後、自分でエンジンオイルの交換は1度だけ。エンジンが時々止まるようになってしまった。スターターの紐も切れ掛かっているので交換して欲しい」

 

というご依頼です。

今回は一通りメンテナンスをすることになりました。

 

『FF300のエンジンが止まる3つの原因』

 

その1:キャブレターの詰まり

FF300は構造上、尾輪を一番下にした移動時の状態では、キャブレターが燃料タンクと同じくらいの高さになります。キャブレターも気持ち斜めになるので、アイドリング状態でずっと置いておくと時々エンジン回転が下がって、その後「ブルン」と回転を上げてから普通のアイドリングに戻るという状態を繰り返します。

 

キャブレターの詰まりがあると、その息継ぎの瞬間に止まってしまうことがあります。詰まっている場所や、詰まりが進んでいれば、普通に使っていてもエンジンは止まってしまいます。

 

その2:点火コイルの故障

点火コイルが壊れかけている時、エンジンが冷えている時は大丈夫だけど、温まると火花が飛ばなくなることがあります。この症状の厄介なのが、火花点検をしても火花が飛ぶので正常だと判断してしまうことです。

 

キャブレターを修理して大丈夫だと思ってもまた同じことの繰り返しで直らない。結局、原因は点火コイルだったということはよくあるので注意が必要です。強制的にドライヤーで熱を加えて、症状を再現させる点検をするとこの故障を発見することができます。

 

その3:エンジンが焼き付き気味

エンジンオイルをマメに交換していれば起こらないトラブルですが、このFF300の場合、心配なのがエンジンオイルの劣化による焼き付き、またはエンジン内部の磨耗です。

 

潤滑不良によってオーバーヒート気味になると、アクセルを開けても回転が上がらずエンジンが止まってしまうという症状が起きます。焼き付きの場合、煙を吐くようになったり、最悪はピストンがシリンダの壁に張り付いて、スターターロープを引くことができないという状態になります。

 

この3つの他にも、スパークプラグの故障、ガソリンの劣化、エアクリーナの詰まり、燃料フィルターの詰まりもエンジンが止まる原因になるので一通り点検が必要です。

 

 

さて、このFF300ですがキャブレターの中にゴミが入っていました。ゴミの他は気になるところがなく、チャンバーの中にサビも出ていなかったので分解洗浄をしました。合わせてキャブレターのパッキン類も全て交換します。これは必須です。

 

 

スタータのロープを交換。スパークプラグはカーボンが堆積していたので交換。エアクリーナーは長年の蓄積で埃がたっぷり詰まっていたので交換。燃料タンクの中にもゴミが入っていたので、一度外して、中を洗浄しました。

 

エンジンオイルを抜いてみると、少し量は少なくなっていましたが、気になっていた鉄粉はありませんでした。内部は大丈夫なようです。もちろんエンジンオイルも交換して整備は完了です。

 

整備後の試運転では、とても調子よくエンジンがかかるようになりました。アイドリングも安定して、エンジンオイルが新しくなったことで圧縮がでるため力強くなりました。

 

ホンダ FF300 の修理なら、ホンダ正規取扱店の私たちにお任せください。

 

静岡農機情報センター

中村真也

 

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