故障原因が分からないのは気持ち悪いです。

 

こんにちは。

静岡農機情報センターの中村です。

 

夏になり草刈りが忙しい時期になりました。

静岡農機情報センターには、連日、修理依頼の草刈機が入庫しています。

 

今日はニッカリの草刈機。「エンジンはかかるけど力がない」という症状。

早速、故障診断を開始します。

 

 

いきなり分解をはじめてはいけません。まずは目視で全体の様子を確認。場合によっては、目視だけで故障の原因がわかる場合もあるからです。例えば、スパークプラグのキャップが外れかけていたり、マフラーの穴がドロバチのいたずらで塞がっていることもあります。この草刈機に関しては、目視では問題は見られませんでした。一つ気になることはマフラーの出口にずいぶんとカーボンが堆積していること。この部分を気にかけながら、この先の点検をしていくことにします。

 

ここから本格的な点検に入ります。エンジンをかけたり分解して、主要な部品の状態を見ていきます。テスト用のガソリンを入れてエンジンをかけてみます。「ぶるん」と初爆はあるけどアイドリングが続きません。何度スターターの紐を引いても同じ状態。力がない以前に、エンジンがまともにかかりませんでした。

 

スパークプラグを外してみます。がいしの部分がずいぶんと茶色くなり焼けたようになっています。スパークプラグのキャップのはまりが緩かったのでしょうか。いや違いました。プラグの電極部分がゆるくなっていて、そこでスパークをしていたようです。

 

 

試しにテスト用のスパークプラグをつけてエンジンをかけてみました。アイドリングは続くようになったのですが、なんとなくエンジンに元気がありません。アクセルを吹かすとエンジンが止まってしまいます。これではダメなので、どうも他に原因があるようです。さらに、故障探求を続けることにしましょう。

 

キャブレターを外しました。そして、テスト用の正常なキャブレターをつけてエンジンをかけてみます。少しは吹けるようになりましたが、刃は全く回りません。刃を回転させられるだけの力が出ないようです。吹け上がりが悪すぎる、エンジンのかかりが悪い、アイドリングに元気がない。これらの症状から「エンジンの焼きつき」が怪しい状況になりました。マフラー出口のカーボンの状態も含めて考えると、ますます怪しい状況になってきました。

 

マフラを分解してみます。すると、排気口の約3分の1をふさぐほどカーボンが堆積していました。ピストンを注意深く見ると、上部にかじった跡があります。ピストンリングとピストンの隙間もカーボンでふさがっているような状態。ピストン全体をかじっているのではないので、エンジンはかかるけど吹けないという症状になっているようです。

 

 

原因が分かったので、概算の修理見積りをします。草刈機の修理は、かなりの数をこなしているので修理見積りはすぐにできるのが私たち静岡農機情報センターの強みです。もし修理をする場合、けっこうな金額になることが分かりました。ピストンとシリンダを変えることを想定しての見積りになるので、工賃も含めると、どうしても高くなってしまいます。お客様とお話をして、この草刈機が購入から20年ほど経っていることから、修理をするよりも買い換えたほうが良いということになりました。

 

私たち静岡農機情報センターでは、このようにして草刈機の修理見積りをしています。きちんと故障の原因を特定して、修理できる、できない、の判断をしています。草刈り機の修理なら、私たちにお任せください。

 

静岡農機情報センター

中村真也

 

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