「新品のキャブレターでも1年でダメになる。

ミニ耕うん機を故障させない秘訣とは?」

 

こんにちは。

静岡農機情報センターの中村です。

 

エンジンの調子が悪くなったミニ耕うん機の修理をしています。ホンダプチなFG201です。

 

9年前に、弊社で新品でご購入いただいたものです。使うのは年に2回ほどなので、エンジンオイルも新車時の慣らしで1回交換して以降は、一度もこうかんしていませんでした。

 

症状は、エンジンはかかるけど、アクセルを吹かすとエンジンがすこっと止まってしまう。ガソリンが正常にエンジンの中に入っていかない典型的な症状。キャブレターの中で何かしらの異常が起きていると思われます。

 

ガソリンが古いこともあるのでお客様に聞いてみると、「今回、新しいガソリンを入れたけど、古いガソリンはそのまま入っていた」とのことでした。古いガソリンはいつも抜かずに、使うごと新ガソリンを継ぎ足し継ぎ足しで使っていました。キャブレターを分解してみると、このように錆びていました。

 

 

農機具屋の仕事をしていると、毎日のようにキャブレターが原因の故障をした農機具が修理で入庫します。その多くが、古いガソリンが引き金になったトラブルばかりです。早速キャブレターを分解してみます。すると、フロート部分が腐食していました。サビが出ています。このサビが剥離してキャブレターの中のガソリンが通る小さな通路をふさいでしまうので、結果としてガソリンがエンジンの中に入って行かずにエンジンが掛からなくなってしまうのです。

 

なぜ古いガソリンが耕うん機のタンクに残っているとキャブレターが錆びるのか?これは水分です。耕うん機の保管状況にも左右されるのですが、私たちの周りにある命を左右する「空気」には、水分が含まれています。例えば、冬に窓が結露するのは空気中の水分が原因です。耕うん機などの農機具の燃料タンク、キャブレターには構造上、空気に触れるスペースがあります。ガソリンが入ったままだと温度差で窓が結露するように水が発生して、その水が原因でキャブレター内の金属を腐食させてしまいます。これが、あまり農機具を使わなくてもキャブレターの中が錆びてしまう主な原因です。

 

経験上、新品のキャブレターでも、古いガソリンを使っていたりタンクに燃料を残したままでは1年以内にキャブレターの中が錆びてしまいます。錆びてしまったキャブレターは、新品時の性能に戻したい場合、費用対効果の面からオーバーホールよりも新品に交換することをお勧めします。

 

 

キャブレター交換の際には、キャブレター周りのパッキンも新品に交換します。

 

 

では、農機具を使わないときはどうすれば良いのか?何をすればキャブレターを錆びさせずに済むのか?それは、ガソリンを抜くことです。燃料タンクだけでなく、キャブレターの中のガソリンも全て抜いてしまいます。やり方は簡単です。キャブレターにはガソリンを抜くためのネジがついています。(昔むかしのタイプには無い場合があります)そのネジを緩めて、燃料タンクとガソリンが空になるまで抜ききってしまいます。

 

あなたの耕うん機の中に入っているガソリンは大丈夫ですか?あくまで目安ですが、1週間以上、使わないのでしたら抜いておくことをお勧めします。

 

静岡農機情報センター

中村真也 

 

 

 

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