6月の風景を二つあじさい

 

 

京都府綾部市

 

 

 

蒸し暑さを忘れさせてくれる風に吹かれながら、青々とした水田越しに見る夕陽。「今日も一日ありがとうございました」と穏やかな一日に感謝したくなりました。

 

 

 

兵庫県佐用郡

 

川のそばで見つけたカタツムリ。とても嬉しくなりました。

 

子どもの頃にはよく見かけたのですが、開発による環境変化から、カタツムリの大好きな落ち葉のたまり場や湿った土壌が減ってしまい、近年では激減していると聞きます。

 

同じ地球上に住む身としては、「住環境が年々厳しくなっているのに、あなたも頑張っているのね!」と勇気をもらえました。

 

どちらの風景も本当にささやかですが、大切な日常の一コマになりました。

 

2018年に『ナショナルジオグラフィック誌』の記事で、“地球は、地磁気の逆転を繰り返してきた”と知り非常に驚いた記憶があります。

 

地磁気の逆転は、地球のN極とS極が反転する現象で、ある日突然一気に入れ替わるわけではなく、数千年以上の時をかけて反転すると考えられています。

 

逆転過程では、地球に降り注ぐ有害な放射線や太陽風を遮る“保護シールド”の役目をする地磁気が弱まるため:

 

・生態系への影響(生物の健康リスクが増加したり、動物のナビゲーションシステムに混乱をきたす)

・現代社会の電気インフラに大きな影響を及ぼす

・気候変動を引き起こす

・低緯度オーロラの発現

 

などの可能性が予測されています。

 

部屋に差し込む日差しの角度や、雨の日のジェット音など、肌感覚から年々、大気に何か変化が起きていることは感じていましたが、世界中で多発する地震や火山噴火、異常気象を目の当たりにし、“地球がダイナミックに活動しようとしている”時期であることを実感しています。

 

地表に乗せていただいている立場で勝手なことは言えませんが、地球さんには、「どうかゆっくり、可能な限りそーっと動いていただけたら」と祈らずにはいられません。

 

自分軸が揺らぎそうな不安定な日々の中、幸せに生きるコツを問われた古今東西の先人たちは、こぞって口にしてきました――『感謝し、祈り、今ここを生きる』

 

抽象的過ぎて分からないと思って生きてきましたが、ここ数年、周りの人たちや自分自身の生き方を振り返ってみて、何も大げさなことではなく、皆さん普段の暮らしの中で当たり前のように繰り返してきた生き方なのではと気づき始めました。

 

歴史に名を遺す偉人だけではなく、老若男女、市井に生きる人々が、日常のささやかな喜びに感謝し、家族や周りの人々のために「大難を小難に、小難を無難に」と祈る。

 

その上で、技術革新の進んだ現代に生きる特典を享受して、今ここを懸命に生きる――SNSを含む様々なメディアから情報を探し、科学的に、あるいはスピリチュアル的に、はたまた陰謀論・都市伝説的にと、多角的に情報の内容を精査し、自分という個体に適切な生き方を自らが選択、決断しようと努力を重ねる。

 

そのような努力を重ねる、多くの人々から勇気をいただき、自分自身もそうありたいと願う毎日です。

 

上手くいく時もあれば、もちろん上手くいかず空回りする時もあります。自分に厳しくなり過ぎないように、時には肩の力を抜いて休憩しつつ、自分のペースで進んでいこうと思います。お客様もくれぐれもご自愛くださいますように。

 

 

 

参考サイト:

Simon Worrall 『Earth's Poles Will Eventually Flip, So What Then?』 2018.02.02

 

サイエンスウィンドウ 「地層に刻まれた声を聴け」チバニアン決定、実ったグループの格闘 2020.09.03