ゆめが丘駅【神奈川県】(相鉄いずみ野線。2023年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
神奈川県横浜市泉区南西部、畑や雑木林が残るローカルな農村風景の中に位置する相鉄いずみ野線の駅で、現在は相鉄で最も1日平乗降人員が少ない駅に甘んじていますが、再開発により2024年7月25日に大型商業施設「ゆめが丘ソラトス」がオープン予定であり、そのほかにも既に駅前に総合病院が移転してきており、また宅地開発も予定されている事から、今後は飛躍的に乗降人員が伸びるかもしれない、
ゆめが丘駅 (ゆめがおかえき。Yumegaoka Station) です。
 
尚、写真は2023年7月訪問時のもので、駅構内や駅南東側が工事たけなわの状態でした。
現時点においても既に変化が見られますが、ご了承願います。
 
 
駅名  
ゆめが丘駅 (SO 36)  
 
所在地  
神奈川県横浜市泉区   
 
乗車可能路線  
相模鉄道:いずみ野線  
 
隣の駅  
二俣川方……いずみ中央駅  
湘南台方……湘南台駅  
  
訪問・撮影時  
2023年7月  
 
 
駅概要 (2023年7月時点)  
駅形態……………高架駅(1999年開業)。
駅舎………………高架下1階。自由通路にはなっていません。
出入口……………北西側のみ。南東からは約100m北東or約150m南西で線路を潜って北西へ。
バリアフリー……○(改札階は段差なし。改札階~ホーム階の間はエレベーターあり)。
点字ブロック……駅出入口~改札~ホーム間に設置。
駅前広場…………×(今後整備されるかは不明。
           最寄りのバス停留所は約300m北東の環状4号線沿い)。
 
 


ゆめが丘駅は高架駅で、高架下に駅舎があります。現在は北西側のみに出入口があります。
今まで南東側は駅裏でしたが、大型商業施設「ゆめが丘ソラトス」が2024年7月にオープンするため、南東側にも改札口を設置予定です。
私が訪問した2023年7月は駅リニューアル工事中で、出入口部分が工事により北側と南側に小さな仮設出入口が設けられていました。
駅外から駅舎内まで段差なく移動可能です。
駅前広場はありません。今後も独自の駅前広場を設置する予定はありませんが、約300m南に整備された横浜市営地下鉄ブルーライン・下飯田駅の駅前広場を共用する形になるのでしょうか。
写真は南を望む。
 
 


こちらは東を望む。
近未来的なデザインの駅外観ですが、開業から30年以上が経過して、さすがにくたびれています。
ですが、このデザインや人が少ないことも逆に幸いして(?)、よくロケで使用されているとの事です。
 
 



駅前です。1枚目は北西(出入口正面)を、2枚目は南西(出入口左側)を、3枚目は北東(出入口右側)を望む。
2023年の時点で南西側の宅地開発が進んでいる印象でした。北西側や北東側は空地が多かったです。
正面の北西側も今後開発されるとの事で、数年後のゆめが丘駅前は景色が一変しているはずです。
また、現状は駅周辺に住宅が多いとは言えず、商店も見られません。
駅から離れると畑や雑木林がまだまだ残っています。

分かりづらいですが、遠方には丹沢の山々も望めます。
約300m東を南北方向に延びる環状4号線(県道18号線)沿いにはコンビニや商店が点在しています。
また、約200m北東の相鉄線東側には2024年4月に「ゆめが丘総合病院」が開院しました。
 
 


駅南東側です。ホームより撮影。2023年7月撮影。
当時は大型ショッピングモール「ゆめが丘ソラトス」の建設工事中でした。
もう建物は完成して、7月のオープンに向けて詰めの段階かと思います。
以前はホームから横浜市営地下鉄ブルーライン・下飯田駅の駅舎を見ることができましたが。もう見られなくなりました。これも街が発展した証しです。
 
 



高架下1階北西側にある改札口です。

1枚目は南東を、2枚目と3枚目は南西を、4枚目は北東を望む。
現状、改札口はこの1ヶ所のみですが、2024年7月25日の「ゆめが丘駅ソラトス」オープンと同時に南東側(1枚目奥)にも改札口(ソラトス改札口)が設置される予定です(従来の改札口は北口改札口の名称が与えられます)。
しかし、駅リニューアル完了後も高架下の駅舎内を通り抜けるのは無理そうで、北東側や南西側を迂回する必要がありそうです。
 
駅員配置…………あり(有人駅。駅員不在時に備えて改札内外にインターホン設置)。
自動改札機………あり(3通路)。  
ICカード…………『PASMO』のエリア内。
有人通路…………あり(窓口に面した右端自動改札通路を兼用。点字ブロック設置)。
幅広通路…………あり(窓口に面した右端自動改札通路)。
窓口………………あり(改札窓口、自動券売機横の出札窓口)。
自動券売機………あり(改札口の右手前。ICチャージ可)。
自動精算機………なし(ICチャージを含めて改札窓口へ申し出て下さい)。
トイレ……………改札内(コンコースに有。多機能トイレ併設)。
改札外設備………コインロッカー・飲料自動販売機。
改札内設備………AED・ベンチ。
売店………………なし。  
コンビニ…………なし(最寄店舗は約400mn北北東「ローソン」)。
 
そして2階ホームとの間は階段・上りエスカレーター・エレベーターで結ばれていて、ゆめが丘駅はバリアフリーに対応しています。
 
 

改札内より改札口を撮影。北西を望む。
手前左側には自動精算機設置スペースがありますが、2023年7月時点で未設置でした。利用客が少なかったからでしょうか?
今後は「ゆめが丘駅ソラトス」のオープンや再開発進展に伴い乗降客が増加することから、自動精算機を設置予定との事です。
 
 

下り1番線に設置の、時刻表や路線図と一体になった建植式駅名標です。
電照式で、行灯式ではなく、上部のLEDライトを駅名標に照射させる間接照明方式です。
相鉄の新デザインで、多国語表記となっています。
駅ナンバリング「SO 36」も併記されています。
 
   



駅構造……高架駅(ホームは2階)。北東~南西方向。
配線………島式ホーム1面2線。
 
右(南東)が1番線で下り湘南台方面、左(北西)が2番線で上り二俣川・西谷・横浜・新横浜・東急線方面です。
  
ホーム有効長……10両分。
ホームドア………2023年7月に設置済み。
ホーム幅…………中ほどは広いですが、両端は狭くなっています。
上屋(屋根)………中ほどの5両強分に設置。雨天時に下車する場合は中ほどの車両へ。
ホーム上設備……ベンチ・飲料自動販売機。
 
上屋の支柱は架線柱と一体になっていて、デザイン的にも優れていますが、リニューアルにより支柱の色調が変更され、印象もガラッと変化すると思われます。
撮影当時、右の1番線側駅前では「ゆめが丘駅ソラトス」の建設工事中でした。
 
写真は全て2番線より二俣川方を望む。
 
 


1番線(左)より湘南台方を望む。
上家が未設置の雨ざらし部分の照明も凝ったデザインになっていますが、リニューアルで変化するのでしょうか?
 
 

二俣川方を望む。
すぐ前方で環状4号線を跨ぐ部分はニールセン・ローゼ橋が採用されています。
この先、高架区間のまま住宅と農地が混在した中を北東へ走り、やがて左へカーブすると住宅街に入り、北へ進路を変えると右手にマンションが建ち並ぶ中を走って「いずみ中央駅」へと至ります。
 
 

湘南台方を望む。
ホーム端の先で上下線から外側へ保線用側線が分岐しています。
また、右前方には湘南台のビル街を遠望できます。
この先、高架区間のまま左へカーブしながら農村風景の中を走り、左から地上に出た横浜市営地下鉄ブルーラインが寄り添い並走するようになると低地の田園地帯を南南西へ走ります。その後は地下鉄と一緒に右へカーブしながら境川を渡ると藤沢市に入り、その直後に下り勾配になって地下トンネルに入り、地下鉄線の直下を走るようになります。その後は地下鉄との二層地下区間で住宅街の中を西南西へ走り、やがて市街地に入ると終点の湘南台駅へと至ります。地下鉄線、小田急江ノ島線は乗換です。
 
 
あとがき   
下車(乗車)時・・・2023年7月(駅訪問の為)。          
  
島式ホーム1面2線の高架駅ですが、私の訪問時は既に、駅リニューアル工事や駅前での再開発工事が始まっており、都会の中の秘境駅の雰囲気は薄れていました。しかしながら再開発途上という事もあり、駅の乗降客は相変わらず少なかったです。
  
鉄路のみでのアクセス(ルートは一例です)  
新宿から・・・当日到達可、日帰り往復可。
       新宿三丁目駅から東京メトロ副都心線~東急目黒線~東急新横浜線
       ~相鉄新横浜線~相鉄本線~相鉄いずみ野線のルート。特急は通過します。 
大阪から・・・当日到達可、日帰り往復可。
       新横浜まで新幹線、相鉄新横浜線~本線~いずみ野線のルート。
 
食料・飲料 (500m以内)  
コンビニ・・・・・・あり (最寄店舗は約400mn北北東「ローソン」)    
飲食チェーン店・・・なし (ゆめが丘ソラトス開業後は「あり」に変わる見込み)   
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。相鉄いずみ野線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は「ゆめが丘駅」でも途中下車してみて下さい!
 
(参考:相模鉄道のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)