このコーナーでは今まで乗車・撮影した列車・車両・塗色の中で、今では見られないモノを紹介いたします。
第51回目は、小田急の地上線急行用車両としてデビューし、2012年に引退した、小田急5000形電車です。
1969年、新たな急行用車両として導入されました。
4扉20m車で、10両化を視野に製造されました。
前面はいわゆる「小田急顔」ですが、先輩形式のNHE車と比較して車体は若干改良されています。
1982年まで増備が続きましたが、後期車はマイナーチェンジをしているため、
5200形と区別されることがあります。
また、初期車は非冷房でしたが、中期車以降は新造時より冷房装置を搭載していました。
長らく急行の主力車両として活躍していましたが、
3000形の集中投入などにより2006年から廃車が進行し、2012年に完全引退しました。
その結果、「小田急顔」の車両は姿を消してしまいました…。