第1436回('21) 飯田線を乗り鉄。秘境駅を中心に降り鉄  | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)
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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。


 
前回の続き…
 
2021年7月22日~24日、東京オリンピック開会式による4連休の前3日は、新型コロナウイルスの感染状況を睨みながら乗り鉄の旅を企画しましたが、東京都と沖縄県を除き緊急事態宣言が発令されていなかったため、感染対策を徹底した上で乗り鉄に出かける事にしました。
旅のメインは飯田線の降り鉄でしたが、飯田線は2日目から乗ることにしたため、空いた1日目はお盆休みにはコロナの影響で行けないであろう横浜へ行きました。現に、神奈川県の感染状況はその後急速に悪化して、お盆前に緊急事態宣言が出てしまいました…。
そして2日目以降は予定通り飯田線の乗り鉄・降り鉄を実行しました。夕立に見舞われましたが、概ね天気は良好で、非常に暑かったです…。
 
今回は2日目前半の内容です。
この日は豊橋からスタートで、いよいよ飯田線へと歩を進めました。ダイヤの関係もあり、午前中は長野県内の秘境駅を2駅訪問して昼を迎えました。
午後は天竜峡駅、川路駅を皮切りに飯田市南部の小駅を中心に訪問していきましたが、川路駅より先の行程は次回になります。
きっぷは『青空フリーパス』(2,620円)を使用しました。
 
今回の日程 2021年7月23日  (金・祝)   【前半】   
 
豊橋600(飯田線)847田本937(上り普通)1004中井侍1122(下り普通)1207天竜峡1233(普通)1235川路    
   
【後半へ続く】   
 
この日は4時30分に起床して、朝食を済ませてからホテルをチェックアウトしました。そして豊橋駅へと向かいました。晴天に恵まれました。
 
 

 
この日は『青春18きっぷ』を使うかどうか迷いましたが、飯田駅以南での乗車予定だったので『青空フリーパス』にしました。浮いた1回分の『18きっぷ』は別の機会に使用する事にしました。『青空フリーパス』なので有人改札でなく自動改札機に通して入場しましたが、これがこの日最初で最後の自動改札機通過でしたw 乗車列車が発車するのは頭端式の1・2番線ではなく、東海道本線に面した4番線で、列車はまだ来ていませんでした。私がホームに着いたのは5時35分頃でしたが既に数人が列車を待っていました。私はまだ誰も並んでいない乗車位置(先頭車両側)で待っていましたが、やがてどの乗車位置も5人ほどの列ができてきました。そして5時50分頃に辰野方(北)から電車が入線し、この電車が6時00分発の普通・天竜峡行きになります。車両はボックスシートを有する313系3000番台2連で、以前の主力車両であった119系と類似した座席配置です。半自動ドアを開けると真っ先に乗車し、左側ボックスシートの進行方向窓側席をゲットしました。発車直前には半数近くの席が埋まりましたが、私のボックスには誰も来ず、占有状態でした。
 
 

 
天竜峡行き電車は定刻に豊橋駅を発車しました。乗車したのは中長距離列車ですが、早朝の列車であるため近距離列車しか停車しない船町駅と下地駅にも停車します。名鉄線と分かれ、複線区間の終点である豊川駅では1/3ほどの乗客が下車しましたが、ほぼ同数の乗車があり、私のボックスには夏休みの自由研究で飯田線を題材にしていると思われる子どもと親が着席しました。その後は少しずつ山が迫ってきて、本長篠駅からは山間部へと入ります。あまり乗客に動きがなく、ほとんどが乗車を目的とした「乗り鉄」などのファンで占められている感じでした。また、途中の駅で先頭のロングシートの客が下車したため、私のボックスにいた親子がそこへ移動しました。鬼のデザインをした駅舎が特徴的な東栄駅を過ぎると電車は静岡県へと入り、引き続き山奥を走ります。
 
 

 
佐久間レールパークの痕跡が確認できる中部天竜駅から先は列車本数が少ない閑散区間へと入り、天竜川の佐久間ダム建設に伴う水窪経由の迂回ルートを走ります。迂回ルートは戦後に建設されたため長大トンネルが複数ありますが、不安定な地盤ゆえに城西~向市場では建設したトンネルを放棄せざるを得ず、開業に間に合わせるために並行している水窪川に橋梁を架けて迂回するルートを急遽建設した経緯があります。この橋梁(第6水窪川橋梁)は「渡らずの橋」や「S字橋」などと言われており、有名です。
 
 

 
水窪駅を過ぎると5kmを超える大原トンネルをくぐり、大嵐駅からは天竜川沿いを北上していきます。1月に訪問した秘境駅の小和田駅はパスしましたが、長野県に入っても秘境駅やそれに準ずるローカル駅が続きます。停車駅ごとに大半の乗客が駅の様子を眺めていました。そして主要駅である平岡駅では数人が乗ってきて、中には1人旅をしていると思われる若い女性もいました。その後も秘境駅が続く天竜川の峡谷区間が続きますが、1駅目の秘境駅・為栗駅(してぐりえき)では若い女性を含む5人ほどが一斉に下車しました。皆が秘境駅訪問を目的にしていると思われます。私も当初は為栗駅下車を予定していましたが直前に変更したため、ここでは下車しませんでしたが同業者が多数いては秘境駅の雰囲気を味わえなかったので、結果としてパスして正解でした。私はなおも乗り続け、数分後に目的地に到着して下車しました。下車したのは、秘境駅の一つである田本駅で、下車したのは私だけでした。誰もいないので秘境駅の雰囲気を存分に味わえます!
 
 

 

 
電車が去った後は、蝉の鳴き声だけが駅に響き渡る中、駅名標やホームなどの設備を撮影しました。次の列車まで40分ほど時間があるので駅を出て少し山道を歩いてみようと思いました。まず天竜川をしっかり見たかったのですが、あいにく天竜川を渡る橋は豪雨災害の影響で通行止めになっていました。ならば崖上にある田本地区へ行ってみようと思い、駅前道路ならぬ登山道を進みましたが、落石や倒木があり怖かったです…。また、歩いても歩いてもゴールが見えず、またこの日は相当暑く、一方的な上り坂であるため私はバテてしまいました…。このまま田本集落を目指しても時間までに駅へ戻れなくなる可能性があるため、私は集落へ行くのを諦めて駅へと戻り、待合所で休憩しました。後で調べると、あと少しで山道を出られたようですが、仕方ありません。またチャンスがあればチャレンジしたいです。また、休憩していると、どこからとなくファンの男性1人が現れ、私は驚きました。後で田本駅の時刻表を見ると、この男性はおそらく私より早い列車で田本駅入りして集落まで行っていたか、朝の快速列車に乗り温田駅で下車して徒歩で田本駅まで移動したか、のどちらかと思われます。
 
 

 
田本駅では9時37分発の上り普通・中部天竜行きに乗車して豊橋方へ戻ります。2扉クロスシート車両の213系2連ですが、この車両は315系導入による置換対象になっています。おそらく他線区から313系を転属させる形で213系を淘汰するものと思われます。この列車には私と前述の男性が乗り込みました。私は2両目の転換クロスシート窓側席に座りました。2両目には7~8人ほどいましたが、ほとんどがファンまたは旅行者でした。道中は天竜川などの車窓風景を眺めました。為栗駅では数人が乗車しましたが、先ほど下車したメンバーが乗車した格好で、若い女性も含まれていました。本数が少ない閑散区間で秘境駅を効率良く回るには、行ったり来たりをしないといけません。その際、『青春18きっぷ』などのフリーきっぷが便利です。為栗駅から先も天竜川の峡谷沿いを南下します。先ほどの若い女性は平岡駅で下車しました。その後は鶯巣駅、伊那小沢駅と停車していきますがいずれもパスして、長野県最南端の駅である中井侍駅で下車しました。ここでは私、田本駅で乗車してきた男性、そして2両目に乗っていた老夫婦の計4人が下車しました。
 
 

 

 
下車後は残りの3人がすぐに駅を去り、その直後にホームなどを撮影しました。また、駅周辺では保線作業が行われていました。撮影後は駅前を散策しました。中井侍駅は南北に出入口があり、駅東側に南北を結ぶ山道(舗装道路)があるため、駅前を一周できました。その途中、集落にも行ってみましたが、山の中腹まで住宅が点在していました。徒歩圏内には少ないながらも複数の民家がありましたが、駅を利用する人は少ないようですね…。また、集落には茶畑が広がっていて、長野県ですが静岡県や愛知県との県境近くに位置する南端部なので温暖なのでしょうね。
 
 

 
駅に戻った後は待合所のベンチに座りましたが、一緒に下車した3人はいませんでした。次の列車が来るまでの間、豊橋のコンビニで購入したパンを食べて昼食としました。ローカル線の乗り鉄は食事に困りますね…。食事を終えると残り3人も次々とベンチにやって来ました。私と同じ列車に乗るようです。また、保線作業員が頻繁にホームを通りましたが、その都度挨拶してくれました。
 
中井侍駅からは11時22分発の下り普通・天竜峡行きに乗りました。213系2連で、この電車は豊橋8時11分発の列車でもあり車内は「乗り鉄」の人が多く、乗り込んだ後部車両は窓側席が全て埋まっていました(通路側席にはほぼ座っていませんでした)。そのため、ドア脇での立席を選択して、先ほども見た天竜川の峡谷風景を楽しみました。その後、途中の平岡駅で窓側席の客が1人下車したため、そこに着席。その後は座りながら車窓風景を眺めました。朝に訪問した田本駅を過ぎ、さらに何駅も停車しながら北上すると、最後は天竜川を渡って12時07分に終点の天竜峡駅3番線に到着しました。この先、辰野方面へ向かうには12時33分当駅始発の普通・茅野行きに乗り継がねばならず、先へ進みたい乗客はホームに留まったり、一旦改札を出たり、思い思いの行動をしていました。また、当駅が目的地の乗客も少なからずいて、観光客の人々は駅東側にある天竜川や駅周辺の天龍峡温泉へと向かっていました。当駅近くには天竜川が流れており、天竜ライン下りの乗船場があります。ちなみに私は駅構内を撮影してから駅周辺を軽く散策しました。天竜川も渡りました。
 
 

 

 

 
天竜峡駅に戻ると、2番線に12時33分発の普通・茅野行きが入線していて、発車を待っていました。車両は先程と同じ213系2連H3編成で、3番線から一旦車庫に引き上げて、2番線に転線した形です。同じ列車として継続運転してもよさそうですが、列車を区切った方が都合がいいのでしょうね。なので、豊橋から茅野(辰野駅以遠)まで乗り通す場合、折角豊橋でいい席を確保できたとしても、ここでまた座席を確保しなければなりません。一方、豊橋でいい席に座れなかったり、着席できなかったりした場合は、ここで以前放送されていた「アタック25」の「アタックチャンス」のような一発大逆転劇でいい席を確保できるチャンスが待っています。ちなみに私は次の川路駅で下車するため自分が好きな窓側席着席にはこだわらなかったので発車直前まで駅前を散策していました。それゆえ、乗り込んだ後部車両は既に転換クロスシート窓側席が満席でしたが、別に気にする事なく最後部乗務員室前のロングシートに腰掛けました。
 
電車はすぐに発車し、私は水分補給をしながら車窓風景を眺めました。しかし、息をつく間もなく、電車は次駅の川路駅に到着しました。下車したのは私だけでした。
川路駅は天竜川沿いの平地にある小駅で、秘境駅ではないものの利用客は多くありません(さすがに秘境駅よりは相当多いですが)。また、駅は新しいですが、これは付近を流れる天竜川の治水事業により駅付近の線路が東側の天竜川寄りへ移設された関係で、駅も移転したためです。尚、駅前地区は区画整理が行われたため、旧線の痕跡は全く見られません。駅前にはクリニックやコンビニがあり、南北に続く区画整理された地区には工場や倉庫が多いです。駅から離れた西側に住宅地が広がっています。
 
 

 

 
まだ昼過ぎです。この後も飯田線の乗り鉄・降り鉄を続けました。
 
 
(つづく)
 
 
今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません  
 
 
(参考:Wikipedia)