福知山線(その2・篠山口~福知山) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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谷川駅にて。287系特急『こうのとり』です。

  

今回は、尼崎駅(大阪駅ではない)から兵庫県東部を通り、京都府にある福知山駅までを結ぶ路線、
福知山線のうち、篠山口駅から兵庫県丹波地方を通り終点の福知山駅へ至るローカル色が濃い区間、
篠山口~福知山を紹介します。

  
  

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(Yahoo!地図を使用)  

  

  

路線名   区間・営業キロ   備考  
JR西日本:福知山線  尼崎~福知山(106.5km)      
   
   
今回紹介の区間  
路線名   区間   営業キロ  備考  
福知山線  篠山口~福知山  48.1km   全区間単線、直流1,500V電化。  
  
  
踏破達成時   1999年9月  
撮影時   2012年1月ほか  

  

  

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篠山口駅にて。単式・島式ホーム2面3線の構造で、橋上駅舎を有しています。
当駅以南はアーバンネットワークのエリアで、207系や321系といった通勤形車両も入線します。
今回紹介する福知山方面への普通列車は、写真の223系5500番台2連が主力で、
朝と夕方以降は尼崎方から223系6000番台や225系6000番台の4連以上も乗り入れてきます。

  

また、当駅は丹波篠山の中心地からは4~5kmほど南西の位置にあります。
かつては篠山鉄道線や篠山線が分岐していましたが、現在は篠山城址などの中心地へはバスが便利です。

  
  

丹波篠山の玄関口で、篠山市(旧・丹南町)の代表駅である篠山口を発車すると単線で田園風景の中を北上しますが、丹波大山付近からは車窓右側に加古川水系の篠山川(加古川を強調してすみません)を見ながら西へ進み、山間部へと入って行きます。しばらく篠山川の渓谷を進み、篠山川を二度渡ると兵庫県の篠山市から丹波市へと変わります。その後はもう一度篠山川を渡って南北の位置関係が入れ替わり、山あいの田園地帯へと出ると下滝に着きます。その後も篠山川に沿って山あいを西へ進み、集落の中へ入ると旧・山南町の代表駅(?)であった谷川(たにかわ)に到着します。

  
  

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下滝~谷川にて。山間部を篠山川に沿って走ります。
川の堤防には、丹波竜のイラストが描かれていますが、丹波市山南町では2006年以降、恐竜の化石が発見されると地元では大きな話題となりました。

  
  

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谷川駅にて。当駅は加古川線との分岐駅で、また、当駅までが大阪近郊区間となっています。
写真の車両は特異な前面形状の113系3800番台で、既に廃車となりました。

  

谷川を発車後は右へカーブして加古川線が左へ分かれ、石戸川の谷を北上します。やがて石戸川と離れると奥野々トンネルを抜けて峠を越えます。その後は徐々に谷が開けてきて、やがて右手に市街地が接近してくると旧・柏原町の代表駅であった柏原(かいばら)に到着します。

  
  

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柏原を発車すると盆地の田園風景を眺めながら走り、再び市街地へと入ると旧・氷上町の代表駅であった石生(いそう)に着きます。

  
  

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石生駅にて。
駅の東へ徒歩10分の場所には本州一標高の低い中央分水界(太平洋<瀬戸内海>側・加古川水系、日本海側・由良川水系)がある「水分れ公園」があります。

  

石生を発車後は両側に山が迫る谷を抜け、右へカーブして田園地帯を東へ進みます。やがて左側に黒井の城山や城下町が近づいてくると旧・春日町の代表駅であった黒井に到着します。

  

黒井を発車後も田園地帯を走り、しばらくすると左へカーブして北へ針路を戻します。

  
  

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由良川水系の竹田川に沿って田園地帯を北上し、やがて左側に山が接近すると旧・市島町の代表駅であった市島に着きます。

  

市島を発車すると国道175号線と並走しながら田園風景の中を引き続き北上し、福知山線における兵庫県内最後の駅である丹波竹田に到着します。
丹波竹田を発車後しばらくは田園地帯を走りますが、やがて塩津トンネルへと入り、兵庫県丹波市から京都府福知山市へと変わります。

  
  

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トンネルを出ると右手に由良川支流の土師川を見ながら走ります。土師川が離れるのと同時に山間部から抜け出すと住宅地へと入り、国道9号線をアンダーパスした後は高架線へと変わり、市街地を走ります。右手に福知山城を見た後に右側から来た山陰本線と合流し、ほどなくして終点の福知山に到着します。

  
  

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福知山駅は島式ホーム・単式ホーム合わせて3面5線の高架駅です。
福知山駅は「北近畿ビッグXネットワーク」の中心駅で、各方面への特急列車が発着しています。
また、福知山線と綾部・京都・舞鶴方面や豊岡・城崎温泉方面へ直通する普通列車はなく、乗換が必要です。

  

  

乗り鉄の注意点   

今回紹介の区間では新大阪と福知山・豊岡・城崎温泉を結ぶ特急『こうのとり』が下り14本、上り13本運転されています。
データイム以降は篠山口~福知山間の普通列車が概ね毎時1本運転されているに過ぎませんが、朝は増発されます。また、主に大阪~篠山口間運転の丹波路快速(新三田以北各駅停車)や普通列車も朝夕は福知山まで足を延ばす列車が多いです。

  

使用車両は、丹波路快速と普通が223系と225系のみで、2両編成の列車は521系の直流バージョンである223系5500番台です。
また、『こうのとり』は183系をはじめ新型の287系、さらに紀勢本線で運用されていた381系も使用されています。

  

篠山口~福知山の普通列車での所要時間は、概ね1時間で、列車により多少ばらつきがあります。

  

  
のりかえ  

乗換駅   乗換路線  
篠山口駅   JR西日本:福知山線【JR宝塚線】(尼崎・大阪方面)篠山鉄道線の廃線跡  
谷川駅   JR西日本:加古川線  
福知山駅   JR西日本:山陰本線 (園部・京都方面豊岡・城崎温泉方面)  
福知山駅   京都丹後鉄道:宮福線(宮津、天橋立方面)  
  
(参考:Wikipedia)