こんにちは、ヒーラーの熊木幸奈です。

 

 

少し前の話ですが、子どもの遊びをお手伝いさせていただく機会がありました。

 

 

様々な境遇の子どもたちがいました。

 

中でも親の虐待があり公の機関も入り、

その子は今後施設へ入所するようでした。

 

 

お喋りが全くできない小さな子どもでした。

 

 

クレヨンで力いっぱい紙にぐるぐると書いたり、

気になる絵本があれば、パラパラとめくってみたり、

かと思うと、

急に大声で、あーーーっ!と笑い出して、走り回ったり。。。

 

大人にとっては、あまりにも脈絡がなく、

意思を読み取るのが難しい子でした。

 

 

 

私はその子の遊びに付き合い、

お家までお送りするのをお手伝いさせていただいた事もありました。

 

 

玄関まで送り届けると、

お父さんとお母さんが玄関先まで出てきて、

優しい笑顔でおかえり!と迎えて

抱っこしてあげていました。

 

 

 

その日の様子を熱心に聞き、

食べたものを聞いたり、、、

と子どもに対して愛情を注いているのが感じられるのでした。

 

 

 

ですが、その子にはトラウマ的な肉体の硬直などの明らかな過緊張の反応があったので、

きっと傷ついた心のインナーチャイルドが結構あるのだろう

と私には感じ取れるのでした。

 

 

 

 

そして、いつの日か自分は施設に入れられたという事に気づいた時、

傷ついたり自己否定に苦しまないように、と願うばかりで、、、。

 

 

その後、私はその関わりから離れてしまったため、

その子がどのような大人になって、どのようになるかは分かりません。

 

もしかしたら、生きづらさを感じるのかもしれません。。。

 

 

けれど、

間違いなく、両親は愛情を注いでいました。

 

 

好きな食べ物だけが入ったお弁当を作り、

どうすると喜ぶかを親なりに考え、

毎日オムツ替えを何度としてあげ、

温かいお風呂に入れ、

温かいお布団で寝かしつけてあげて、、、

 

親なりの沢山の愛情を注いで育てているのは紛れもない事実でした。

 

 

 

親も初めて親となるので、

わからない事だらけで戸惑い、

きっと突発的に虐待のような事をしてしまったのかもしれません。。。

 

 

 

 

今、親のせいで私はこんなになってしまって生きづらい人生だ!

どこかで親のせいにして悲観的になっている方がいるかもしれない。

 

 

でも、これだけはお伝えしたいのです。

 

 

どんなにひどい親と言われるような親御さんだとしても、

間違いなく愛を与えてくれていたから、

大人になれたあなたがいる

ということ。

 

 

赤ちゃんは一定期間抱きしめてもらえなかったら、

亡くなってしまうというのも聞いた事があります。

 

 

知らないだけで、厳しい家庭環境や苦しい境遇で育った方は案外大勢いる。

 

 

ですが、

親を恨んだり、憎んだり、許せないくらい嫌だと、

今もどこかで感じていても、

 

決してそれだけではないんですよね。

 

 

愛情を注いでくれていた部分が影のように、

幼い自分には分からなかっただけなんです。

 

 

 

だから、どんな親でも必ず愛を与えてくれていたのです。

 

毒親なんていう言葉もあるくらいですが、たとえそのような親に育てられたとしてもです。

 

 

 

与えられていた愛に気づいて、思い出して欲しいなと思います。

 

 

 

そうすることで、

自分自身が癒され

うまくいかなかった人生が不思議と好転するのです。

 

 

愛に気づいて、もし自然と感謝が湧いて来るところまで行ければ、

今まで自分の潜在意識に溜まっていた

ひどい親という否定的なエネルギーが昇華していきます。

 

 

愛を与えてくれた親へと変わり、それに伴って現実が変わって、親も変わっていく。

 

 

 

自分から自然に湧き出た愛や感謝のエネルギーが波紋のように伝搬し、

自分を含む取り巻く世界は、愛と調和の世界となります。

 

 

 

いかに愛されていたかを思い出す

⇧インナーチャイルドの癒し関連のブログ

 

 

ではまた。

 

熊木幸奈