みなさま

気分転換してますか?

 

今回は「Rさんの結婚までの物語(2) 

三人姉妹の次女編」です。

 

*記事掲載や内容につきましては本人許可の上、

大幅に加筆修正をしておりますので、

ちょっと気分転換に短編小説を読んでいただくような感じで、

息抜きにお読みくださいますと幸いです。

なお、本文章は本人の意向を踏まえて、

敬体ではなく常体で表現させていただきます。

 

 

登場人物;Rさん、30歳代 女性

 

私は3人姉妹の長女。

薬剤師の父と看護師の母、

そしてその3人娘の全員が

看護師という我が家。

 

4つ下の三女が職場で知り合ったという礼儀正しくて優しそうな理学療法士と、

とても良かった結婚式も終わり、

 

まもなくのことであった。

 

今度は

次女が彼氏を我が家に連れてくるという。

 

私もであるが、

さすがの両親も

「え、えっ〜!」

 

 

聞くところによると、

次女のその彼氏なんと

「作業療法士」。

 

やはり職場で知り合ったという。

 

つくづく我が家は医療系に縁があるらしい。

 

ちなみに父方の方は薬剤師が多いし、

母方の方は看護師が多い。

私たち3人の娘は母方の血を引いたらしい。

 

これで医者がいたら、

一つの病院ができるぞ。

 

さて、

その次女の彼氏が我が家にやってきた。

 

どれどれ、どんなやつか見てやるか。

 

まぁ、次女のことだから

三女とさほど変わらないであろう、、、

 

ところがである。

「ん、んー?」

 

「キャー、イケメンだ!」

 

どこにこんなイケメンがいたのか、

というくらいイケメンだった。

性格もいい。

 

これも「当たり!」

文句なしだ。

 

父も母も笑顔。

特に母はイケメンに大喜びだ。

 

 

そして、結婚。

次女の結婚式も三女と同じくらい素敵で良かった。

感動的だった。

 

さて、

2人の妹の結婚式も無事終了し、

ホッとした時だった。

 

私はあることに気づいた。

 

「あれ?

三女や次女のように、

私の職場には独身の男性がいないぞ。

やっべ」

 

私はこのまま独身か?

まぁ、いいや。

焦ることはない。

もともとのんびり屋の私だ。

運命の人が現れるまでのんびりと

待つこととしよう。

 

そんな私を知ってか知らずか、

ある日のこと

 

母が

「お母さんのお友達に結婚相談所の仲人さんをやっている人がいてね。

一度、その人に会って見たら。」

と提案された。

 

その場にいた父も

「会うだけ会って見たら」と、

普段は無口な父が珍しく口を挟んだ。

 

「結婚相談所?

昭和の感じのやつかな?」

 

「騙されたと思って、

会うだけ会ってみたら?

あなたの大好物のマカロニサラダを作ってやるから」

という。

 

昔から私に何かあると、

母は私の大好物のマカロニサラダを作って、

私を騙した。。

 

騙された結果、今の幸せな看護師の私がいる。

 

よし、騙されてみるか!

 

そして、

 

 

(3)に続く、、、