みなさま

気分転換してますか?

 

今回は「Pさんの結婚までの物語(1) 

人生最初の挫折」です。

 

*記事掲載や内容につきましては本人許可の上、

大幅に加筆修正をしておりますので、

ちょっと気分転換に短編小説を読んでいただくような感じで、

息抜きにお読みくださいますと幸いです。

なお、本文章は本人の意向を踏まえて、

敬体ではなく常体で表現することをご了承願います。

 

 

登場人物;Pさん、40歳代 男性

 

 

僕は東京生まれの東京育ち。

家族は(両親、姉、兄)全員、

国立大学医学部卒業の医者。

 

家族から甘やかされて育った末っ子の僕は、

姉や兄のように国立大学の医学部を目指し、

当然医者になるものと思っていた。

 

僕が進学した高校は、

みな有名大学を目指しており、

僕も現役で国立大学医学部を目指して頑張っていた。

 

ところが高校2年生の頃から、

急に文系科目の成績が下がり始め、

模擬試験で、

厳しい判定結果が出た。

 

焦り始めた両親は

優秀な家庭教師をつけてくれた。

 

医学部専門の予備校にも通った。

 

しかし、

 

文系科目の成績は相変わらず伸びなかった。

 

そして、

いよいよ受験。

 

心配した親は私立も受験するよう勧めたが、

僕は国立一本で勝負した。

 

結果は、、、

 

不合格。。

 

当然といえば当然なのだが、、、

 

それでもショックは大きかった。

 

僕の人生では、

最初の挫折であった。

 

でも落ち込んでいる暇はない。

 

すぐ来年の受験に向けて、

勉強を再開した。

 

浪人生活の始まりである。

 

・・・・

 

そして、

一年後、

 

両親と相談した結果、

私立大学の医学部も受験することで合意。

 

結果、

 

国立大学はまたもや不合格。

 

しかし、

 

私立大学の方は、

複数受験した中で、

一校だけ合格通知がきた。

思えば、確かにこの大学の入試問題だけは

完璧にできた。

 

ただ、

受験自体を総括すれば、

一校のみの合格という結果に。。

 

僕も僕の家族たちも、

微妙で複雑な心境。。

 

ではあったが、

 

正直嬉しかった。

家族もみな喜んでくれた。

 

 

結局、

僕はこの大学に進学した。

 

 

そして、6年後、

 

 

医師国家試験でまさかの、、、