昨年は妻由美子の新盆でした

今年も2年連続で行くのが定例なので行って来た

阿弥陀如来像と十王像が祭られている寺での新盆祭り

塔婆に我妻の戒名を記入し坊さんに戒名を読み上げて頂き本堂へ捧げ、やがて午後にお焚き上げ供養が成されます

追善供養とも呼ばれています

昨年は亡くなって間がないせいで人目も憚らず私は涙しました

今年も今日4時起きで子供と一緒に妻を迎えに行って来ました

さぁ 帰ろう 由美子 お家に帰るよ そう言いながら息子と共に供養の手を合わせ祈りました

おとうさん 〇君~ただいまぁ そんな声がした

さ、帰ろうな由美子 と持参して来た位牌と分骨を抱き車に向かいました

 

そう言えば本堂で桐箱に入った由美子の位牌を清めの水で経を唱えながら眺めていた若手の住職さん

お宅様だけです ご位牌までお持ちくださった方はと言ってた

息子は塔婆に戒名を記入してた時にお父さん戒名覚えてるの?と聞いて来た

私が筆で書き込むのをジッと見つめ俺もお母さんの戒名覚えるよと言ってました

 

あの時戒名を作って戴いた曹洞宗の例の御住職

相手の人柄、家族関係、心の入り具合まで透かして見えると言ってました

お前さんのな、奥さん これがいいだろと下書きの戒名を見せてくれてました

 

慈愛の心に溢れ亭主を大切にしてた人だ、美しく照らされて貰おうなと仰ってましたね

それが慈豊院愼室美照大姉でした

今日は金曜日 人工透析に向かっているものと思われます

 

寺の境内に屋台が数店

商売根性は逞しい 邪魔でもあります

息子が家でお母さんに食べさせてあげてと きんつばを一つ買ってました

そう言えば由美子はきんつばが大好きだったのを思い出しました

息子は見てない様で母の好きな物を知っているのでした

 

きんつば

地域に依って様々な形状がある

こんなものもあれば

息子が買ってくれたいつも由美子が好んで食べた形状のものまである

田子倉湖の出店で買ったきんつばは半生であの時由美子は怒ってましたね