時期的にいよいよチューリップは終わりを告げようとしています

ひとつひとつ数えたらチューリップは昨年秋に60球根ほど植えてました

心は由美子が喜んでくれればの一心で植えていた私です

いつ植えていつ掘り上げるかを毎年妻に聞きながら覚えて来てました

穏やかな性格の彼女はいつも私にこれはねこうしてあぁしてと手を取って教えてくれてました

 

今朝は終わりを告げたチューリップを花茎を折って根元に御礼肥料をすべて与えて置いた

本当は液肥がいいんですが遅効性肥料の方が球根が育つだろうなとそっちを与えました

 

 

 

 

 

今年は回り番で地区町内会長の役目が回って来てます

仕事があるのに面倒で正直いい迷惑の感がある

回覧板回しに市政だより配りに町内会費徴収それに交通安全のための署名活動まで回らねばならないのです

 

妻があんな風になってしまって私は町内会など抜けたいと考えてました

しかし町内会の皆さんが大変我が家に気遣い至れり尽くせりの感謝の行動をして頂いている

抜ける等出来ないなぁと考え直しました

 

先程由美子の分骨を片手に庭を隅々まで見せてあげながら歩いてました

お隣の開業医の奥様がニコニコ顔で眺めてたのを気付かず声を掛けられた

「由美ちゃん笑顔で笑ってますよぉ」と一部始終を見られてました

「由美ちゃんにそんな風に話し掛けて一つずつ見せてあげて絶対喜んでる」

そう言っていた

妻がもう好きな花を手入れする事が不可能になった分、俺がその役目をやるのが由美子への思いやりになると心に決めて今も花を大切に育てています

見せてあげたい気持ちと、そうでもしていないと私の心が落ち着かないのです

逢いたいなぁ 由美子は今どうしているかなぁ そんな事ばかりの日々