財政出動無しのアベノミクスをグラフ化してみる | 【真・経済論】 経済と経済学は異なります

【真・経済論】 経済と経済学は異なります

経済学の知見では経済の諸問題が何一つ解決できないという衝撃の事実。経済学が把握していない実体経済の本質を解き明かします。


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今回のタイトルはガベージニュース風にしてみました。このサイトは非常に興味深い数字を紹介してくれますので、更新が楽しみなサイトの一つです。

 

さて、アベノミクスが機動的財政(延べ70兆円)を実施していなかったら名目GDPはどうなっていたのか。まずは数字を整理してみます。

 

2017年の名目GDP    → 545兆円

 

アベノミクスの機動的財政 → 述べ70兆円

 

機動的財政無しの2017年GDP → 475兆円

 

差し引きすれば、機動的財政無しの2017年GDPが475兆円であることが分かります。現実社会には乗数効果がありますから、本当に財出をやっていなかったとすると、さらに低い数字になっていたことは明白です。

 

これをグラフ化すると、機動的財政が無ければ経済が縮小していたことが一目で分かります。

 

 

世界経済のネタ帳 よりグラフを引用(赤線、赤文字は当ブログにて加筆)

 

 

※乗数効果や算出基準改定でゲタをはかせた分を想定すると、さらに赤線は下向きになります。

 

 

このグラフから分かることは次の二つです。

 

 

・政府支出が不十分なら経済は縮小する

 

・金融緩和はGDPに寄与しない

 

 

政府支出に効果があるかどうかはナンセンスな議論であり、政府支出無しでは経済を維持することすらできない原則を理解しなければなりません。財政出動に反対してきた連中が、いかにデタラメを吹聴してきたかが一発で理解できると思います。

 

 

「民間の競争力さえ高めれば経済成長する」

 

「金融緩和さえやっておけば経済成長する」

 

「政府支出に頼らなくても経済成長できる」

 

 

こんなものは妄想レベルの話です。過去から規制緩和や構造改革を続け、ここ数年は異次元の金融緩和まで行なったにも関わらず、財政出動分を差し引くと経済が縮小している背景には、きちんと理由があるのです。それが民間の経済縮小作用です。

 

民間の競争力を高めるほど経済縮小作用が強くなるのですから、成長しなくて当たり前です。

 

規制緩和や構造改革で参入を増やして競争をさせ、金融緩和で投資を促して競争を促す。経済が縮小して当たり前のことをやってきたわけで、政府支出によってかろうじて救われてきたのが現実です。

 

バブル崩壊以降の経済政策の失敗は、民間の経済縮小作用を理解していないことが大きな原因であると言っても過言ではないでしょう。同時に経済学の失敗であるとも言えます。

 

こういった本質(民間の経済縮小作用)を知らずに知識を詰め込んだところで「使えない無駄知識」なるだけだと、現実社会が教えてくれます。経済学の教科書や過去の教えを妄信するのではなく、現実社会という最もリアルな教科書から学び、私たちは政府支出無しでは経済を維持できないという本質をしっかり理解しなければなりません。

 

 

使えない無駄知識を詰め込むのはやめよう

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