腱鞘炎やばね指について | 秦野市、伊勢原市の整体院長のブログ

腱鞘炎やばね指について

 こんにちは、小舘整体院の小舘です。


 今日は腱鞘炎についてです。


 けっこう厄介な症状で、ばね指の方も含めてあまりにひどい場合は整形外科など

を受診することをお勧めしますが、慢性化すると回復が難しいので、出来るだけ早めの処置が肝心です。


 1、腱鞘炎のメカニズム


 腱鞘炎は腱を包む腱鞘の炎症です。腱鞘の内側に潤滑オイルの役目を行う滑液が分泌されています。

 腱鞘の使い過ぎ、つまり過剰な摩擦や圧迫が加わることで、この滑液が不足し、腱鞘の内側が腫れて肥厚してしまいます。

 そして、特定の動作にともない、腫れや痛みが生じたり、動かしづらさなど運動制限を引き起こします。


 また、まれにリウマチなどのように腱鞘そのものが炎症を起こす病気もあります。


 腱鞘炎は、腱のある部位、すべての場所に起こりますが、代表的な部位としては指やひじ、手首、足首などです。
 毎日の動作のなかで一時的な腫れが起きる程度なら短時間で回復しますが、繰り返すうちに積み重なり、痛みや腫れとして発症します。


 特に多くの方に見られる症状は、手首、肘、指などの腱鞘炎です。


 指の場合は特に「ばね指」と呼ばれて、腱鞘が厚くなる事により、指を曲げる力を伝える屈筋腱とその腱を包んでいる腱鞘とが引っかかるようになります。

 そのため、指の曲げ伸ばしで、指の関節に痛みを生じます。指の付け根の手のひら側に、圧痛や固いしこりに触れることがあります。


 対策といたしましては、

 初期の段階、急性期は局所の安静が第一です。なかなか気づきにくいかもしれませんが、一時的に痛みが起こった場合や違和感を覚えた場合は冷やして安静にすると良いでしょう。


 痛みが続く場合は、反対にお湯で温めると血行が良くなり、楽になることもあります。
 痛みがひどい場合は、整形外科で診てもらうと良いでしょう。


 整形外科では湿布や投薬などにより炎症を鎮静化し、急性期が過ぎたら温熱療法を用います。副腎皮質ホルモンの腱鞘内への注射という処置もあります。これらの方法で効果が無い場合は、手術により腱鞘を切り広げる場合もあります。
 慢性化するとなかなか回復が難しいので、できるだけ早めの処置が大切です。


後は、ストレッチとマッサージなどが良いと思います。患部の血流を良くして、筋肉を伸張させることが必要です。


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