風の掲示板がまだ1基だったころの初夏の風景です。

 

 

みなかみ町の牧水の会にいらした三人の歌人からいただいた歌。

記念に残るお宝です。

 

このころはまだ薄い木の短冊。

鈴の家の里子さんにご無理お願いして

挿絵をして作っていただいていました。

 

真ん中の歌、

足腰に染みつつさやか音立てて湧き次ぎ止まぬ山のいで湯は ・・・

                                高橋誠一

倒置法の歌です。

先生は高校の部活の顧問。

みなかみ町でまさかの懐かしい再会でした。

 

高校生の時、部活で東北の旅に行きました。

斎藤茂吉記念館で、初めての歌会。

私は、前日、北上川で作った歌を出しました。

花園のように見えた北上川の河川敷。夢見る少女の私は、

思わず駆け下りたくなったのでした。

なんて、きれいな岸辺なんだろう !

そこで詠んだ幼い歌。

 

赤や黄の花咲き乱れる北上の母に見せたき川の岸辺

すると先生は下の句の語順を直されました。

そして、朗々と吟じてくださったのです。

赤や黄の花咲き乱れる北上の川の岸辺を母に見せたき

ちょっと違和感はありましたが、素直な語のつながりで、

その方がいいと思うようになりました。

母に見せたき

詩吟で結句を2回吟じると、母への思いが強く打ち出されました。

女子高に通うなんて贅沢と言われた時代・家庭環境で、

夏休みに宿泊の旅するなんてとんでもないことでした。

でも、母は、いつも私を応援して、やりたいことに挑戦させてくれました。

背中を押して旅立たせてくれた母を思っていました。

私以上に草花が好きな少女のような母を。

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それが、つい最近、ふと、思いました。

 

あの旅を思い出すと、

あの岸辺が今も鮮やかに蘇る。

まずそこに大きな感動があり、

私は、思わずそれを、大切な結句においてしまったのだと。

自分の幼さを思いました。

でも、それが、あの日の私の人間的成長レベルでした。

 

 

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