つくみずの本。

まず一言。のんきだな、ええ?

昨年の暮れにかけてアニメ化されたので知っている人も多いだろうが、結局気になって原作を買い込んで読んでみた。
最初の一言が象徴しているように、終末と言いつつ登場人物や作品の雰囲気が極めてのんきなのが特色だろうか?
読んでいると、ヨコハマ買い出し紀行を思い出したくらいにのんきな展開に見えた。
実際は食料の調達に苦労しているなど、極めて悲観的な状況なのだが、目立たなかった。

まあ、人間以外の生物がほぼ死滅しているようなので、野生獸に襲われる心配はないし、そもそも人が少ないので揉め事に巻き込まれる危険性もないから、のんきに見えるだけかも知れない。(例えば狼と香辛料のように)
そうそう、もう一つ。
標高が高いからなのか、極めて気温が低いせいなのか、雪に覆われている場面が殆どだったのも特色だろうか。(この辺から狼と香辛料を思い出した。あれも冬の話が殆どだったし)
そんな寒い中で、熱い湯船につかったら、半分以上溶けてしまう気持ちは分かるのだが、それでも二人が溶けている場面も印象に残った。
後は、月の光を浴びながらビールらしき液体を飲んだり、唐突に煙草を吸ったりするところも、妙に印象に残った。(年齢は幾つくらいなんだろう?)

さて、同時購入したアンソロジーについても少し。

絵の雰囲気も話の展開も全てバラバラで、とても刺激的だった。
特にお気に入りは、イシイの登場回。
めげない技術者の神髄を見た。

さて最後に。
いや、これは余計なお世話だろう。
更に、今からではどうしようもない。

この作品に登場する神(?)や謎生物が、どうしても、モルゲッソヨに見えてしまう。
いやまあ、時期的な物だと言うことは理解しているのだが、それでもあの姿はどうにかならなかったのだろうかと思う。
微笑ましく笑えない俺が駄目なのかも知れないが、そう感じてしまった。

そうそうついでに造形絡みで。

この作品の歩行機械はやたらに足が細いのが特色のようだ。
エヴァンゲリオン初号機の腰の細さもどうかと思うが、それ以上に細い。(戦闘用と思われる物も含めて、歩行機能付きの機械はみんな細い)
あれでは歩く度に、路面、あるいは床面が穴だらけになってしまうのではないだろうか?
だから都市が崩壊しているのか?

ついでにこれは余談なのだが。

チトが歩く場面に少し違和感を覚えた。
ユーリに方は、普通に歩いているのだが、チトは何故か、やや前屈みで腕の力を抜いて(だらりと下げて)歩いているように見えた。
歩きにくいのではないかと、要らない心配をしてしまった。(アニメ版は未確認)

とは言え、和める滅びへ向かう話なので、暇ならば一度読んでみても良いかも知れない。


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