8月20日は、歴史的ギタリストの一人に数えられるであろう
ダイムバッグ・ダレル氏の誕生日でした。

不幸な事故による、奇しくもジョンレノンと同じ命日が良く知られますが


ラジオ「幻界からの一撃!」では
リスペクトの意味を込めて、エンディングで彼の出世作とも言うべき
"Cowboy from the hell / Pantera" をお届けいたしました。




現在のロック界に、少なからず影響を与え

20世紀最後のロック革命の一つだったであろうパンテラの中心人物にして
天才的ギタリスト。


12歳で始めたギター。
もちろんロック~メタル大好き。




この頃から持ってるDEENのギター
コンテストの景品だそうです。


ギターを始めたら、すぐに「コンテスト荒らし」となり
あまりに上手いので、あちこちで出入り禁止、というか

「むしろ審査員お願い」

というわけで
16歳にして地元じゃ有名なトップギタリストに。



若い頃からキレッキレのギターを聴かせてくれました。
(このイケメン誰?とか言わないでね、ダイムバッグさんです)




エディ・ヴァン・ヘイレンの影響が垣間見えますね(^-^)
やたらテンション高いけど。

フレーズとかソロの構成にはランディローズ好きっぽいとこも感じるけど

構えからピッキングスタイルから、ミュートなんかは
もろにエディマニアって感じですね。



そう考えると、後の、あのパンテラのドラムも
もしかしたら Van Halen の"Hot for teacher"あたりの
ドンシャリなサウンドメイクを突き詰めた、と考えられなくもないかな~


デビュー当時のダレルくん、"Diamond Darrell" って名乗ってたし。
(ダイヤモンド・デイヴの影響?)





時は流れ

可愛い可愛い 子ライオンが成長して、百獣の王になるように






まさしく
パンテラは、メタル界の「百獣の王」でしたね。



ギターも、様々なギタリスト、音楽を
もはやダイムバッグダレルでしかあり得ない
オリジナルなスタイルに昇華しでいます。


誰でも無い、ダイムバッグダレルに。




途中で聴かれる"eruption" の完コピを聴けば
逆説的に、ダイムバッグダレルが「彼自身をみつけた」ことがよくわかります。




21世紀につながる新しい「メタルの型」を
純粋な音楽だけでなく、ファッションやアティチュードの面でも
提示し、世界に広めたダイムバッグダレルとパンテラ。



2003年からは Damage Plan に活躍の場所を移します。

僕個人としては、Damage Plan このバンドに少なからず期待していました


パンテラで作った「型」を、どう変えていくのかな~と





しかし


あまりに突然の、あまりに不幸な出来事で

ダイムバッグ・ダレル氏は天に召されてしまいました。



美人薄命を地で行く38歳。



誰からも好かれる人柄だったと言います。





RIP