2023/07/25の観劇

友達に連れられての観劇でございまする。

シュレックは原作映画が本当に大好きで、ミュージカル化している情報も日本の初演のだいぶ前から知ってた。

だから日本公演があったときは絶対観たいと思ってて、再演になってまさか観れるとは! 本当に感動。

 

 

キャストボード

 

 

 

 

キャスト

シュレック・・・spi

フィオナ・・・福田えり

ドンキー・・・吉田純也

ファークアード卿・・・泉見洋平

ジンジャーブレッドマン・・・岡村さやか

ドラゴン・・・須藤香菜

ピノキオ・・・新里宏太

男性アンサンブル・・・佐々木誠、鈴木たけゆき、岩﨑巧馬、清水泰雄、深堀景介、村上貴亮、横田剛基、中桐聖弥

女性アンサンブル咲良、元榮菜摘、寺町有美子、澤田真里愛、石田彩夏、青山瑠里

ヤングフィオナ、こぐま・・・本木麻由花

ヤングシュレック・・・三浦あかり

 

レ・ミゼラブル(二回目)・コンブフェール役以来二度目の鈴木たけゆきさん

レ・ミゼラブル(二回目)・レーグル役以来二度目の深堀景介さん。

レ・ミゼラブル(二回目)・ブルベール役以来二度面の横田剛基さん。

それから公演中止にならなければ、天使にラブソング以来の再見になってた福田えりさんと泉見洋平さん。

 

後は全員初見!

再見も全員アンサンブルということで!

 

楽しみでございます!

 

一幕

 シュレックの方からスタート。

 

そういえばシュレックの幼少期の事は映画では語られてなかったね。

 

公演プログラム見たら原作のところにアニメ映画のシュレックとウィリアム・スタイグの「みにくいシュレック」が書かれてあるから、もしかしたら小説の方の要素なのかな?

 

7歳の誕生日に、「お前は醜いから友達ができない。一人で生きろ」と家を追い出される。

なんかあれ思い出した。「お前は醜い。気持ち悪い。だからみんなに嫌がられる。仕方がない」ノートルダムの鐘のやつw

 

んでそこまで話したらフィオナがシュレックを突き飛ばして、今度はフィオナの幼少期を語りだす。

こっちは原作でも語られてたから知ってまーす。

 

魔女に魔法をかけられて、ドラゴンのいる高い高い塔のてっぺんに閉じ込められるっていうやつね。

もう、ハロルドもリリアンもゴッドマザーもチャーミング王子も僕の中で具体的なイメージができるから、魔法とか王子とか言われると頭をよぎるw

 

んでまたシュレックが登場してフィオナを突き飛ばして続きを語る。

まあ、言ったら人間からひどい扱い受けたら一人で気楽に楽しく生きることにしましたってことやな。

なんかもう背景とか舞台セットがめちゃくちゃ作り物感半端なくて、絶妙にダサいんだけど、そのダサさがシュレックのあの独特な世界観にマッチしてて好き。

 

そして沼地に家を作ったよのところでいきなりおならし始めたから、ここでシュレック見てるわって気分になったw

 

ファークアード卿に追いやられたおとぎ話の住人たちのエピソードは説明台詞でやるみたい。

んまあそうするしかないわな。

 

おとぎ話の住人達が歌い始めたところでそれぞれのキャラクターじっくり見てみたんだけど、三匹の子豚にピーターパンに魔女に赤ずきんの狼にピノキオに原作にもいたキャラクターがいっぱいいてテンション上がった。

 

そこにシュレックがやってきて、事情を聴いて、沼地を返してもらうよう、ファークアード卿のもとに向かうことにする。

ピノキオの鼻が伸びるのもしっかりやっててすこ。

てかあの鼻どうやって伸ばしてるんだろう。ライオンキングのスカーみたいな感じで手元にコントローラーがあるのかな?

 

あと三匹の子豚を訛らせる必要はあったのだろうかw

 

そしてファークアード卿の元へ歩いてる途中、はい出ましたドンキーと出会う。

出会うタイミングが違うだけで出会い方は映画と一緒。

ドンキーが兵士に追われてるところにシュレックがたまたま居合わせてしまうと。

 

シュレックが兵士に威嚇するために叫んだあとの兵士のロングトーンw

あぁ、シュレック見てるわw

 

兵士が逃げた後、しつこく話しかけてくるドンキーにも威嚇するけど、「うぅ怖え~、でもあんたなら叫ばなくてもその息でイチコロ。あんたの口臭すぎ」って余裕で返される。

 

そこで「Hey Hey Hey」から歌いだす。

この歌はなんか日本公演前から海外公演の動画で見てたからすぐに分かった。

「Well maybe you do」のところは海外の言い方がすごい好きでめちゃくちゃ面白いから、日本語にどう訳されるのかなって期待してた。「分かりそうだね」と。

ま、まあまあ、字余りは気になるけど、これ以外にいい言葉はないわなw

 

そしてドンキーがひたすら歌いかけて、シュレックは歩みを進める。

 

一方デュロックでは、ファークアード卿がお妃を探すための準備を進めていた。

壮大な登場に対してのチビw

まあ知ってたけどw

 

んで、自分が完璧な国王になるためにはお妃が必要だと。

そしてフィオナ姫の存在を聞きつけ、その情報を聞き出すためにクッキーマン(舞台版ではジンジャーブレッドマンって呼ばれてるけど、慣れてる方の呼び方で呼ばせてw)の足をちぎって拷問して聞き出す。

まあ、拷問ゆうてもめちゃくちゃコメディシーンだから別にそんな残酷なことはないけど。

 

さっちゃんはねさちこって言うんだ本当はねの歌詞が出てきたときもめちゃくちゃ笑ったわw

 

ただ魔法の鏡のお見合い番組ノリがカットされてるのはちょっと寂しかったな。

 

一方高い高い塔のてっぺんにいるフィオナ。

この歌は一部分の「飛ばそう。飛ばそう」のとこだけ頭に残ってるわ。

これ日本版のCD出してくれないかな。

幼少期は純粋に王子様の迎えを待ってる感じだけど、大人になるにつれて諦めが入って自暴自棄になってるw

お姫様なのに本を破り捨てたりしてるの草

 

一方ファークアード卿のデュロック。

デュロックパーフォーマーが出てきた瞬間に映画版のあれ思い出した。

「ようこそ完璧なデュロックへ 世界一ルールが厳しい♪

笑顔で挨拶 列を乱すな お土産忘れるな~♪」のやつw

 

ビジュアルまんまじゃんとか思って見返してみたら意外とそうでもなかった。でもこんなに原作思い起こさせるのすごいね。

 

デュロックパフォーマーの振付にどこか忘れたけど軽くコーラスラインの振りが入ってた気がする。

 

んでこの歌の最後、ファークアード卿が「Ah~!」って歌うんだけどそのメロディが完全にウィキッドの自由を求めてのエルファバだったw

 

そんな中にシュレックがやって来て、まあ色々ありましてフィオナを探す旅にシュレックが向かうことになりました。

 

そしてシュレックとドンキーがフィオナ姫の住むお城へ向かう所。

原作でもあった玉ねぎの話はほぼまんまやってたね。

 

そこも歌で進んでいくんだけど、その最中にファンサなのか長靴をはいた猫が出てきててテンション上がった。

そうだよね。長靴をはいた猫はシュレック2からでてるもんね。

 

あと途中おもいっきりライオンキング入ってたのも面白かったw

これ権利大丈夫なのかな? シュレックってだいぶディズニーを皮肉った作品だと思うけどw

 

そしてこの作品の不満その1!

お城の橋のくだりが雑い! 映像に合わせてパントマイムしてるだけで原作にあったコメディもなくなっちゃってる!

だったらまるまるカットでも良かった気がする!

 

お城に入りますと、シュレックはとっととフィオナの元へ行くためにドンキーを置いて行く。

置いて行かれたところにまさかのおじさん3人組。

そこに登場ドラゴン!

 

はいこの作品の不満その2!

ドラゴンのパペットが雑すぎる! いや、わかるよ? 顔と羽根でなんとかドラゴンを表現しようとしてるのは分かるんだけど、にしてもちょっとなぁ...

 

あとドラゴンの歌もなぁ。

映画版って脅威だと思ってたドラゴンが実は女の子でしかもちょっと褒められただけで落ちちゃうような乙女っていうところが面白かったのに、女の子っていう所がすぐに分かっちゃうし、なんかドンキーのビジュアルに惚れた感じがしてなんか、違う。

 

一方シュレック。

あっさりフィオナ姫のもとへ向かう。

王子様がやって来ると分かった瞬間のフィオナの喜びようがエグイw

 

あとフィオナ姫をゆすって起こすのも健在でよかったw

 

ずっとおとぎ話風な喋り方で雰囲気を出そうとしてるフィオナとだるそうに返事するシュレックのギャップもちゃんと原作通りのコメディになってて好き。

ハンカチのくだりも同じく。

 

ドラゴンを鎖で閉じこめるところはどうすんのかなって思ってたけど、ここもちょっと雑かったな。

走り回った後結局は映像の鎖をシュレックが蹴って終わり。

 

アクションシーンはあんまり期待しない方が良いのかしら。

まあその分その後のシュレックとフィオナのやり取り面白かった。

 

とにかくフィオナの声の入れ替えがえぐい。

ようできるわほんまに。

 

まあもちろん甲冑を取るとフィオナは幻滅。

 

そのまま状況を説明して、ファークアード卿の元に戻る。

 

その道中、日が沈みそうになるとフィオナ姫は洞窟の中に隠れて眠る。

そしてシュレックとドンキーが二人きりになる。

 

シュレックは、ドンキーに自分の心の内を打ち明ける。

自分が見た目だけでみんなに逃げられることに、良い思いはしていないことを打ち明ける。

 

と同時に洞窟の中でフィオナ姫もオーガの姿で自身の想いを吐露する。

どうやってフィオナ姫がオーガになったの表現するのかなって思ったら、フィオナの部分にだけ緑色の照明を当てて、肌の色も変わったように表現してた。

これはすごいわね。発想の勝利って感じ。

 

あとここの歌さ、ドンキーの声量えぐすぎてビックリしたw

もちろん残り二人もすごい声量なんだけど、ドンキーだけ段違いだったw

 

二幕

原作にもあったフィオナの歌で鳥が爆発するのそのままやってて嬉しかったべ!

 

あと盲目ネズミが冒頭にいないと思ったらまさかのここで登場!

ほんでネズミたちのタップダンス頑張ればできそう。

 

フィオナとの仲深まってく感じうまいね。

不幸マウント取り合うのもなんか、複雑な感じw

 

 

ドンキーの孤独感にフォーカスすることで魅せるのは天才的。

 

ファークアード卿が筋トレしてイメチェンした後に部下に「どう思う?」って聞くのなんか凄いツボですw

 

ファークアード卿に割と重めのバックボーンが追加されてる。シュレックと一緒で父親に家を追い出されたっていう。

その父親の話よく聞かなくても完全に白雪姫の小人たちなんですけどね。

 

その後の歌の途中に兵士たちが順番にグランジュッテしていくんだけど、柔軟性とか基礎力に差がありますねw(どこ目線w)

 

シュレックが渡そうとしたけどドンキーとフィオナの会話を聞いて捨ててしまったひまわりを、フィオナが一人になってから拾い、花占いでいい結果が出てシュレックに自分の呪いのことを打ち明けることを決心するシーンはまるまるカット。

 

ここ結構重要なシーンだからカットしてほしく無かったなぁ。

 

フィオナがファークアード卿の結婚を受け入れる所はなんかちょっと雑かったかも。

 

あ、でもファークアードが木馬に乗ってやって来る時の台詞でメタネタやってたのは笑ったw

 

ファークアード卿がプロポーズした時に間だけ開けてやってるから雑に見えるのかな? いっかいシュレックの方向けばいいのに

 

そしてこれは原作に無かった。おとぎ話のキャラクター再登場!

クッキーマンと魔女の声の使い分けすごいね。

 

演出的には普通に同じ人がやってるの分かりやすいけど、声だけ聞いたらマジで分かんないかも。

 

結婚式の牧師の喋り方結構ツボっすw

 

そこにシュレックとおとぎ話の登場人物たちが乱入。

んで口でなんとか言い負かそうとしたところにファークアード卿の父親登場!(登場時にまさかのハイホーって叫ぶ)

 

どうやらファークアード卿、理不尽に家を追い出されたんじゃなくて20超えてもろくに働かずにダラダラしてるからだったみたいw

 

よしこれで後ろめたさなくなったわ。やっつけろ!w

 

そこに映画同様ドンキーのガールフレンドのドラゴンが乱入してファークアード卿をやっつけておしまい!

やっつけ方が食べるんじゃなくて火を吹いて吹き飛ばすってやり方だったから「それだと他の人も巻き添え喰らうよな~」とか思いながら見てました! はい!

 

そして最後はフィオナがオーガの姿でいることを選び、ハッピーエンド!

 

カーテンコール後は映画ファンへのファンサなのか、映画のエンディングと同じ歌を歌ってた!

なんか嬉しくなった~!

 

あとその部分は撮影OKだったから写真撮ったぜ!







 

 

全体通して

本当に面白かったぜ~!

アラジンの時に「ミュージカルでこんな笑ったの初めて」って思ったけど、それ以上に笑った。

本当にずっと笑ってたw

西洋風な笑いから日本風な笑いまで幅広くあったし、シュレック原作勢の僕も嬉しくなるようなシーンもあって、マジでホントなんでテレビとかであんまり話題になってないのか不思議なくらい。

しかもこれ18歳以下は無料で観れたわけでしょ? もったいない勿体ない!

もっといろんなところで取り上げて、もっと注目されるべき作品だと思うぜ。確かにお下品なシーンはあるけどそれがシュレックの醍醐味だと思うし。と思ったぜ!

 

 

雑談コーナー

ちょっとね、私生活が忙しすぎて、一幕は丁寧に書いたけど二幕はわりとダイジェストに書いてしまった。

もうこれ書いてるときには9月だべ。観劇から一か月半も空いてしまった。

これから何作品か感想溜まってるから、その感想も結構ダイジェスト式になってると思うぜ!