Discover Japanと水野南北

テーマ:


私が現代語訳した『相法修身録』の一部が、6日発売のDiscover Japan(2015.5月号)に掲載されました。

『相法修身録』は江戸期に水野南北という人が記した本で、現代ではほとんど知られていません。

今月号は占いの特集ですが、『相法修身録』は主に「食と運命」について記された書であり、内容的にはプラグマティックな「往来物」といった感じです。飽食でイロイロと病んだ現代人においては、必読の書であると言えるかもしれません。

今回は編集部からの要請で、『南北相法後編』と『相法修身録』から、現代人に役立ちそうな文章を20か所ピックアップして現代語訳したのですが、実際に誌面で使われたのはその半分くらいでした。ちょっと残念ですが、8ページの制約があったので仕方がありません。

編集はエイ出版編集部の安藤さんと、ライターの藍野裕之氏が担当され、私が翻訳した文章をそのまま引用して、読みやすくまとめて頂けました。ちなみに、取材時に私が発言した内容を文章に起こした部分は、私が実際に使ってないような単語が記されたりしていますが、まぁそれはご愛嬌、といった感じです(発言の本質的な部分は間違っていないので)。




かつて、何十万人もの患者に触れたという野口晴哉は「体の異常は食い過ぎによるものがほとんどだ」というようなことを言っていたそうですが、南北先生も似たようなことを記しています。以下、『相法修身録』から抜粋。

「生得多病貧病あるものに非ず。皆己より作(な)す所なり。何ぞ人の知る事ならんや。猶天の作(な)さしむる所にあらずや。唯慎みを本(もと)として食を節に減じ、倹約を守るべし。然る時は自ら富んで病を治す。夫れ食は本(もと)なり。其本(そのもと)を厳重に慎む時は外(ほか)は枝なり。論ずるに足らず。」*原文ママ



Discover Japan(2015.5月号)には他にも色々と面白い記事がまとまっていますので、興味がおありでしたら是非ご一読下さいませ。