こんなに敗者側が印象に残ったのって
初めてかもしれない。
そして各メディアで勝者より敗戦投手を取り上げ、
褒め称えるのも珍しいんじゃないだろうか。
今、彼は何を思っているんだろう・・・。
私は、あの最後のシーンが何をしていても
頭から離れない。
気が付いたら1時間以上も湯船につかってたほどだ。
結局、このプレイオフで投げた17回中1点も
援護してもらえなかった和巳。
苦しかったことだろう。
今日だって9回裏のあの場面までは
2塁ベースさえ踏ませなかった。
ひとりがんばる背中を野手達は
どう感じて見ていたんだろうか。
いつもにも増して鬼気迫るピッチングに
解説者が何度「すごい」と言ったことか。
ハム主催TVなのでハム贔屓な解説者がだ。
サヨナラの瞬間、和巳はマウンドにうずくまった。
いつまでもずっと膝をついたまま動かなかった。
そしてその顔を見ると泣いていた。
号泣だ。あの和巳が。
動かなかったんじゃなく、動けなかったんだ。
それまで彼をマウンドに立たせてたもの・・・
それがその瞬間に消えて無くなったから。
もう自力じゃ歩くことすら出来なくて、
仲間に支えられてベンチへ戻っていった。
そのシーンは、背後で歓喜している日ハム選手が
かすんで見えるほど印象的だった。
私は、和巳の涙を忘れない。
斉藤和巳は日本一の投手だ
そして、斉藤和巳を誇りに思う
ありがとう