花火大会当日、
私は浴衣を着て玲奈ちゃんの家に
彼女を向かいに行く。
すると玄関ですでに
準備をしていた玲奈ちゃんが
黄色の浴衣姿で私を待っていてくれた。
私を見るなり笑顔で近づいてくる。
「友梨奈~~~
ごめん!待たせたね。」
「そんなこと無いよ!さあ、行こう!」
玲奈ちゃんは私の手を握った。
「どうしたの?顔が赤いよ。」
玲奈ちゃんは私の顔をマジマジと見た
「正直に言います。
玲奈ちゃんが可愛すぎるから
照れているんだ」
「え??ありがとう。」
玲奈ちゃんは嬉しそうに微笑んでくれた。
幸せだな・・・
時がこのまま止まって欲しいよ。
そして、花火大会の海辺に到着した。
だが、私は一つ大事なことを
忘れていたんだ
「玲奈じゃないか?ひさしぶりだなぁ~」
一人の男性が声をかけてきた。
風間俊輔・・・
そう、2年前玲奈ちゃんが告白して
フラれた、近所の幼なじみである。