Topaz Love 21 | じゅりれなよ永遠に

じゅりれなよ永遠に

じゅりれな・坂道小説書いてます。

朝の6時過ぎ、私は目をさます。

 

すると、そこには

ニッコリ笑う玲奈ちゃんの顔が目に入ってきた。

 

私はすぐに安堵の表情を浮かべる。

 

「玲奈ちゃん・・・」

 

私は右手を差し出した。

 

「おはよう。珠理奈。」

 

「玲奈ちゃん・・・どこにも行かないで

 ずーと私の傍に居て。」

 

「うん・・・どこにも行かないよ。

 お粥作るからまっていてね。」

 

玲奈ちゃんは

台所で野菜粥を作ってもってきてくれた。

 

そして、私の上半身を起こして

レンゲを手に取りお粥を冷ましながら

ゆっくりとたべさせてくれた。

 

それは、どんな

三つ星レストランの料理よりも美味しく、

私の衰弱した体に元気を吹き込んでくれた。

 

約30分かけて私はお粥を食べ終えた。

 

「さあ、また横になって

まだ熱があるんだから」

 

「うん。。。」

 

玲奈ちゃんは食器を片付け

つけていたエプロンを外した。

 

私は玲奈ちゃんが帰るのではと思い

体をおこして懇願する。

 

「玲奈ちゃん、お願い帰らないで。

 もう少し一緒にいてお願い。」

 

すると玲奈ちゃんは

天使のような笑顔を浮かべて答える。

 

「買い物いくだけだよ。

 珠理奈が直るまで

 ここにいるから心配しないで。」

 

「ホント?」

 

「うん、ホントだよ。

 すぐに帰ってくるから

 待ててね。」

 

 玲奈ちゃんはそう言って外に出て行った。