今井さんは大きく深呼吸していた
そして・・・
「麻衣の馬鹿野郎~~~
なんで、他に好きなやつが出来たんだよ
こんなに好きだったのに、
ひどいだろ~~~
馬鹿やろ~~~」
なんと今井さんは大声で叫びだしたのだ。
そして、膝をついて泣き出した。
「今井さんも七ちゃんと同じなの。
先週彼女に振られたの。
だから、ここで恨み言を叫んで
発散しに来たんだよ。」
玲奈さんが私の真横で説明してくれた
「七ちゃんも一緒に叫ぼうよ。」
珠理奈さんがそう言って、
今井さんの近くに行った。
え??
珠理奈さんも失恋したの??
「松井玲奈の馬鹿野郎~~~
いつになったら、
振り向いてくれるんだ~~」
え??
え~~~~
珠理奈さんは
玲奈さんのことが好きなのか?
私は玲奈さんを見た。
「あちゃ~~やぶへびだったかな?」
玲奈さんは舌をだした。
「けど、何時までもまってるからね~~」
珠理奈さんは
そう叫んで玲奈さんを見た。
「ありがとう。珠理奈。」
みんな叫んで気持ちよさそうだな・・・
私も珠理奈さんがいる位置まで行った。
「流星の馬鹿野郎~~~~
二股なんかかけて
あんたなんか最低だ!!
絶対にもっと綺麗になってやるからな~~
そのときに後悔してもおそいからなあ~~」
私は今出せる一番の大きな声で叫んだ。
すると今井さんも珠理奈さんも
負けじと叫び続けた。
私達は大声をだすことで
ストレスを発散することができた。
なんだろ・・・
なんか少し強くなれた気がする。
ここに連れてきてくれた玲奈さんには
感謝しないとね。