玲奈は立ち上がり
「非道いよ!珠理奈!
もうすぐ、一緒に暮らせると
思ったのに・・」
「ごめん・・・でも、やっぱり、
私は男の人が好きだったみたいなんだ。
きっと、玲奈ちゃんを
好きだったのは気の迷いだと思うんだ。
玲奈ちゃんもきっと、
私のことは気の迷いだよ!
兄ちゃんに振られたショックで
だれでもよかったんだよ。」
「違うよ!
私はそんないい加減な気持ちで
珠理奈のことを
好きになっていないよ!」
その言葉を聞いた珠理奈は
涙が出るほど嬉しかったのだ。
しかし、心を鬼にして言い放つ。
「あ・・じゃあ、私がいい加減な
気持ちだったんだ・・
玲奈ちゃんが兄ちゃんに振られて
弱っていたから、同情しちゃたんだ。
だから、もういいよね?
立ち直ったでしょ?」
珠理奈は馬鹿にしたような
笑みを浮かべた。
玲奈は珠理奈の近くに歩み寄り
そして、右手で平手うちをしたのだ。
珠理奈は頬を押さえて
玲奈のほうを見た。
「これで、気が済んだ?・・
もう、いいかなあ?帰って!」
悪態をつく、珠理奈に隣に居る
まことはただ、黙って聞くことしか
出来なかった。
「まことさん~じゃあ、ドライブにでも行きましょう」
珠理奈はまことの腕に手を廻した。
「・・そうだな・・」
「もう、出っていって・・・
もう、珠理奈の顔なんかみたくないよ」
その言葉に珠理奈は必死に笑顔を作って
「ありがとう!
じゃあ、私達別れるって事で・・
まことさん・・行きましょう・・」
珠理奈はクツを履き外に出て行ったのだ。
そして、エレベーターに乗り
ゆりあの待つ車へと移動するのだった。
松井玲奈・松井珠理奈応援ブログ
★★じゅりれなよ永遠★★
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