こんにちは、りゅーです。




私は現在災害支援活動を行うNPO団体に所属しております。
こういった活動に携わるようになって日が浅く、
拙い知識ではありますが、ボランティア活動とお金にまつわる話をさせていただこうと思います。
お時間が許せば、どうぞ最後までお読みください。



大前提として、私達の活動は善意だけでできることではありません。
ものすごくお金がかかり、自腹を切るのには限界があります。



こちら参考までに

寄付する前に!「義援金」「寄付金」「支援金」の違い


想像してみてください。
例えば東京から九州まで行って帰ってくるのに、
ガソリン代、高速代だけでどのくらいの費用かかると思いますか。


あなたご自身が旅行することを考えていただければと思います。
個人単位で移動するのにも、あっさりと1万、2万といった金額が飛んでいきます。

大型バスを借りて支援キャラバンを組織することを考えれば、その費用の大きさを実感していただけることでしょう。



また私達の飲食費もかかります。

自分たちが飲み食いするのに使うのかと思われますか。
私達だって食べなきゃ死にます。

災害の規模にもよりますが、
現地の食べ物を奪うことなどあってはならない話なので、
基本的にこちらが保存の利くものを、数日分持っていくことになります。


それから現地で必要とされる物資の調達。


当たり前の物を当たり前に用意するだけでも、結構な費用がかかるわけです。
皆様の暖かいご支援が、私達の活動の支えとなります。

遠隔地からのご支援、現地での活動、
どちらが尊いなんてことはありません。
どちらが欠けても最大の効力を発揮することはできないんです。
遠隔地からのご支援は現地での活動に、ダイレクトに力になります。



また時々報道される話ではありますが…

バケツやシャベルといった物的支援をしようとしてくださる方、
お気持ちはとても尊く、ありがたいものであると思います。

お金は生々しいから…なんて思われますか。
その時の状況に応じて活用手段を様々に考えることができる金銭的支援は、とても貴重なものです。


必要とされる支援の種類、量は変わります。
あればあっただけ良くなるというものではありません。
適切な物を適切な場所に、適切な時期に適切な量届けなければ、
せっかくのご厚意であっても無駄になってしまう場合があります。


簡単な例えではありますが…

バケツであれば、使う人の人数以上の量は必要ないわけです。
種類が少しでも違えば重ねて置くことが難しくなり、スペースを取ってしまって、本来置くべき物の邪魔にもなります。
各個人がぱらぱらと少量の支援をしようとすると、受け入れる側の負担も多くなります。


お子様が多い地域、お年寄りの多い地域で必要な支援が変わるのは、ご想像していただけるかと思います。


基本的には我々の中で詳しい人間が現地へ赴き、
現地の備蓄品や状況などを調べた結果、
必要とされる物を取りまとめている場合が多いと思います。





私個人の話ではありますが、
所属団体の代表が先遣隊として、明日の土曜に九州に向かうそうです。

私も泥の掻き出しなどに参加できたら、と思っておりましたが、
現地の受け入れ体制が整わないうちに、
不慣れな私が無闇に行っても迷惑をかけるということをよく理解できたので、
しばらくは大人しくしていることにしました。

ただ所属団体として金銭的な支援は求めているそうなので、
少しだけお手伝いできたら、と思っております。
あくまで少しだけ、自分の納得いく範囲で。
私だってガチャも引きますし。

また街頭募金活動の参加者を募集していたので、そちらには参加させていただこうと思っております。


私の所属団体への直接のリンクは貼りませんが、
きっと皆様のお住まいの地域にも似た活動をしている団体はあって、
私達と同じく、皆様のあたたかいご支援を求めています。



ただニュースに流れる映像を見て、心を痛めるだけでなく、あなたにできることがあるはずです。



もし気が向けば、それこそワンコインで構いません。
一歩踏み出す勇気と貴重なご支援、お心遣いをいただけたら、とてもうれしく思います。




ここまでお読み頂きありがとうございます。


わがままではありますが、ブログでも、他媒体でも構いません、
こんなことを言っていた人がいたよ、とでもご紹介に預かることができれば、本当にうれしく思います。

正直私個人は、
要約すると金寄越せって話をドヤ顔で語れるほど立派な人間でも、いい人でもないのですがね…




どうぞ心のすみに留め置いていただけたらと思います。