ご報告 | 牧師剣士     (堺育麦キリスト教会牧師)

牧師剣士     (堺育麦キリスト教会牧師)

48歳から28年ぶりに剣道再開。
すっかりはまってしまいました。
57歳で五段をいただきました。長年クリスチャン剣士でしたが、2010年11月に牧師になりました。これからも神と人に仕える者となっていきたいと願っています。剣道修業も続けていきます。

三人娘の長女の結婚が決まりました。

ブログでご報告したかったが、娘がいろんなところに報告してからということで、今日、ご報告します。結婚式は来年の2月の予定です。娘の幸せのためにどうぞお祈りください。

父親の感じたことを、ちょっと、書いて見ました。

長い文になってしまいましたが、当日の日記ですので、リアルタイムな心だと思います。




娘の結婚  2006.7.11

長女が突然「みんなに聞いて欲しいことがある」と言い出した。予想は少しはあったが、「結婚する」と言った。

いつかこんな時が来るとは思っていたが、その時が来ると驚いてしまう。

話が私の知らないところで進んでいたことを知って、なんとなくさみしい。

可愛い、可愛い、娘の結婚話である。喜んで祝福してあげればいいが、心配が先にたつ。

相手の男性は実際どんな男や?話をして、納得をしたい。

実際の日付や、場所など具体的な話になると「大変なことだなあ」とため息をつく。

娘のために何にも用意をしてやれない自分がつらい。

娘を嫁にやる父親の気持ちは複雑だと聞いていたが、他人事のように思っていたのに現実になってしまった。

考えるのも面倒くさいから寝てしまった。

なんかいつまででも、娘は一緒に住んでいるように錯覚していたんだとわかった。

「二人は父母を離れて出て行くのだ」

私も、父母から離れて行ったのだ、歴史は繰り返すということだ。

娘の結婚という、私にとって人生の未体験ゾーンに入ってきた。

さみしい?うれしい?複雑だ・・・・・。

誰もが通る道なんだから、この中から未来と希望と夢が生まれてくるんだろう。

剣道どころではなくなったか・・・・・・・。平凡な日常の中でのみ、剣の修行があるのではなく、激動の中ででも続けるのが剣の修行なんでしょう。どんな時でも、黙々と淡々と修行を積んでいく。たとえそれが激動の時でも、平凡な時でも。

剣道の修行は信仰と通じるところがある。時が良くても、悪くても、変わらず続けていく。そこに喜びと確かな平安がある。うまくいっても、いかなくても、勝っても、負けても、そんなことが目的ではない。神様の子として、神の愛をしっかり受け止めて、生きる。

なにを書いているか良くわからないが、娘の幸せを祈っていることだけは、一番の祈りであることは、はっきりしている。

主よ。豊かな恵みをお与えください。

2006.7.16

今日、剣道の試合があった。結果は皆さんもご存知のとおり、引き分けで一回戦敗退。

自分なりには、去年よりもいい試合ができたと満足。

その夜、娘の相手と私たち家族6人で食事会。相手の人は緊張したことと思う。こちらも緊張である。「娘さんと結婚したい!精一杯の愛で娘さんを幸せにします。」というような事を礼儀正しく挨拶してくれた。いい感じだった。横で娘が神妙に聞いている。その顔がうれしそうだった。父親は娘が幸せだったら、それが一番うれしいことだ。私にしても「本当に大丈夫だろうか?」と多少の心配はある。しかし、これからの人生なにも確実なことはない。仕事だって、健康だって、お金だって・・・・。安定を求めていても激動の時もあるはずだ。人生山あり、谷ありになるはずだ。なんにもないことはいいことかもしれないが、それじゃあ面白くないかもしれない。

私の人生なんか、結婚の時から考えると、まさに激動だ!!。予想もできなかった歩みをしてきた。家内に苦労をかけてしまった。家族にも苦労をかけた。

でも、今振り返っても、面白い歩みだった。これからもいろんなことがあるように思う。

その中で、大事なことは夫婦の信頼だったように思う。苦しいときにもお互いが信頼しあって歩んできた。その根本にはお互いが信じる信仰があった。

目の前の若い二人も、同じ信仰を持っている。これはきっと大きな力だ。

これからの人生にいろんな事があるだろう。楽しいこと、苦しいこと、驚くこと、喜びにあふれること、悲しいこと・・・・。そんな時に二人で心を合わせて歩んで欲しい。

二人で、心合わせて歩めば、きっと道は開ける。

私の座右の銘とも言える聖書のことば(ちなみにアドレスの箇所です)

あなたがたの会った試練はみな人の知らないようなものではありません。

神は真実な方ですから、あなたがたを耐えることのできないような試練に会わせるようなことはなさいません。

むしろ耐えることのできるように、試練とともに、脱出の道も備えてくださいます。

Ⅰコリント10:13

可愛い娘の事を、こんなに愛し、思っている男性は私一人と思っていたのに、今、目の前に二人で顔を合わせて相談している男性がいる。ちょっと心配で、悔しくて、寂しいが、私に息子ができたと思えばこんなうれしい事はない。

5人家族が6人家族になった。と思えばうれしい事だ。

本当は、嫁にやるという事から、娘が取られるというように考えなくてはいけないのかもしれないが、私は、息子が増えたと考えたい。相手には迷惑かもしれないが。

話をしていて、いい子だと思った。楽しく、うれしい夕食会だった。

これで、娘の結婚は確定だ!


長文をお付き合いくださりありがとうございました。