コンピュータの歌声は、どこまで人の声に近付けるのか?!?!
さてさて…
2020年に発表された音声合成ソフト「NEUTRINO(ニュートリノ)」。
これが「とにかくすごい」「人の歌声と区別できない」等と話題になっているようです。
パンデミックの最中で、こんなものがリリースされてるとは全然知りませんでした(∀`*ゞ)
で、
さっそくダウンロード(無料ソフト)してみたので、その実力の程を試してみようと思います♪
(他の音声ソフトと、歌声の聴き比べ)
まず、長い間コンピュータの歌声って、いかにも合成って分かるものでした。
2008年(平成20年)に配布されたフリーソフト「UTAU(うたう)」の歌声は、こんな感じです。
(ちなみに初音ミクのリリースは、2007年)
『春が来た』重音テト(UTAU)
歌手/重音(かさね)テト
調声無しのベタ打ち(楽譜のまま)での歌唱です。
言葉にはなってますが、発音もぎこちないですし「あぁコンピュータの声だな」って感じでしょうか。
でもこれでも「スゲーものが出た!」と話題になり、今でも重音テトのファンはたくさんいます♪
(開発者:飴屋/菖蒲)
2013年(平成25年)になると、名古屋工業大学が研究開発したというソフト「CeVIO(チェビオ)」が発表されます。
CeVIOのキャラクター(歌手)は「さとうささら」。
つい最近までは、このさとうささらの声が一番人間に近いかなぁと思ってました。
ささらの歌声が、こちら。
『春が来た』さとうささら(CeVIO)
歌手/さとうささら
はじめに紹介した重音テトと全く同じ条件で作成してみました。
(リバーブ等のエフェクトも無し)
どうでしょう?
ずいぶんと自然な歌声になりましたよね。
優しくあたたかな声質も、いいですね~(*´∀`*)
ではでは、話題の「NEUTRINO」の歌声です。
NEUTRINOは、さとうささらを超えるのかっ!?!?
(開発者:SHACHI)
『春が来た』めろう(NEUTRINO)
歌手/めろう
どうでしょう?
とても繊細な声質で、ささらとは違うタイプの歌声ですよね。
特にブレス(息継ぎ)の部分が、恐ろしくリアル!
このちょっとした息づかいは、ささらには無かったものでしょう。
最後に…
同じNEUTRINOで、別の歌手。
NEUTRINOで最も新しいキャラクター「SEVEN(セブン)」の歌声です。
『春が来た』セブン(NEUTRINO)
歌手/セブン
ややややっ!!!
元気ハツラツ、ファイト一発(笑)。
しゃくりあげる声が、なんとも言えません!
これはアップテンポの曲で、実力を発揮しそうですね(*´∀`)o
さてさて
NEUTRINOの実力、いかがだったでしょう。
どの歌手が、一番人の声に近いでしょうかね?