3月もあと1週間を残すだけ。3月3日に沿道で応援した東京マラソンから既に1か月近くが経とうとしている。
私は2月、北九州マラソンに参加し、サブスリーを目指して走ったのだが、スタート地点を切るまでに1分半の足止めを喰らい、さらに混雑で最初の1kmの通過に4分50秒近くを要したことで冷静さを失い、中間地点ぐらいまで1km4分を切るペースで走ってしまって自滅。結局33kmでリタイアした。これまでのマラソンのベスト記録は昨年の福岡マラソンでの3時間12分51秒、4分34秒/kmでしか走ったことがない。正直福岡マラソンまでは適当に走っていたので、初めて真面目に走ろうと決めた大会だったが、失敗に終わった。
サプスリーのペーサーと集団に追いついたのだけど、普段1人で走っているためペースのコントロールに慣れておらず、そのまま追い抜いてしまったので、この次はもう少し良いペース配分を心がけたい。水泳競技でのスタート後の瞬発的な力の発揮に慣れているので、マラソンで力を出し切るのは難しさを感じる。
話を東京マラソンに戻すが、応援した友人から「お前はもう少し長距離を走る練習(ロング走)をした方が良い」とアドバイスされたので、今月は毎週30km走を行い、それ以外のランでも距離を伸ばし、登坂走を取り入れている。おかげで順調に走行距離は伸び、今月は3月25日の時点で345.5kmを走った。既にこれまでの月間走行距離の最高を大幅に超えている。
ここまで来たので、3月の月間走行距離を400kmをまで伸ばしたい。パフォーマンスと走行距離は必ずしも比例しないことは知っているが、これは自分に課したチャレンジをクリアする遊びなのだ。28日の木曜日からは香港に行く。香港は素敵な所ではあるけれど、福岡で腰を据えて運動をする時に比べると時間や場所などで制約があるので、福岡にいる内に今週、今月やっておきたいことをできるだけやる。
この調整が心身共に辛い。
先日の早朝22kmのランニングに出かけた際、歩道に停車していた小型トラックの隣を通り過ぎようとしたのだが、突然荷台の扉が勢い良く開いて腕を強打。激痛だったが幸い骨ではなく筋肉部分に当たる。激突した瞬間「痛えじゃねえか、周りを見てから開けろよ。ーーー」と、考える間もなく慌てる運転手を睨み付けて怒鳴る自分がいた。
これまで、冷静で穏やかでいようと努めて、大人な自分が出来上がってきたなぁと思っていた矢先だったのだが、強いストレスを考える間もないくらい瞬間的に受けた時、素の自分が出てしまうことが分かった。
ぶつけられて、
無言でうずくまる、
無視する、
大丈夫だと爽やかに振る舞う、
立ち止まって文句を言う、
立ち止まらず文句を言う、
など、振る舞いに様々なパターンが考えられる。
私は頭には来て文句は言うが、自分で走ると決めた距離を完遂することを最優先にする性格なので、立ち止まりはしなかったんだろう。爽やかに大丈夫だとは決して言えない。
思えば、幼少の頃に父親と一緒に自転車でスイミングクラブに通っていた時、横から飛び出してきた車にはねられたことがある。飛ばされて足を擦りむいたが、練習があるからと何事もなかったかのようにスイミングクラブに向かってしまった。その頃から私は大して変わっていないってことだ。
人の本質はそう簡単には変わらないってことだろう。
ちなみに、はねられた場で何もしなかった父親は、帰宅後母親に怒られたようだ。