待ちに待った続編。

今回はこれまでとはまた違った苦しい戦いだった。


階段島シリーズの時も架見崎シリーズでも、河野裕さんはいつも物語を通して、読者に生きる意味を考える時間を与えてくれると思う。

架見崎シリーズでは香屋達がアポリアという世界の中で戦いながら生きていくけど、ただ強い奴が勝ち残るだけのストーリーには絶対ならない。尚且つ、ただ生き残るだけのゲームでは終わらせない。


物語の土台にあるのはなぜ生きるのか、その意味や価値とは何なのかであるように思う。

そう思えるからこそ、香屋たち登場人物達が必死に考えてるはずなのに、気づいたら自分自身の生きることに置き換えて考えてしまう瞬間がある。

だからこそ、真剣に読めるし楽しめるシリーズ。

次巻は架見崎の根底に迫る予感で期待大!


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