読書感想文 『十角館の殺人』

十角館の殺人〈新装改訂版〉 ｢館｣シリーズ (講談社文庫)

十角館の殺人　読了

初、綾辻行人さんの作品はデビュー作から

この本は読まれているのをSNSで本当に良く見かける。

読んでみて、人気があるの納得。
ミステリ要素はしっかり含まれているけれど、良い意味で難しくなく、登場人物のおかれている状況と心理をイメージしやすい。

そして、角島というクローズドサークルと本土から角島で起きていることを推測するというギャップがあるので読者からしてみると角島の緊張感に追い込まれ続けられずに読めるのも良かったと思う。
また、その構成バランスが島メインの本土がフォローという分量に感じたのも読みやすさに影響しているように思う。

そして、最後に全貌が明らかになる時は島と本土がミステリの解明として繋がり気持ちの良い読後感の作品だった。

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