西加奈子さんの作家10周年かつ直木賞受賞作は、「これからも書き続けるぞ‼️」って思いが、信念が、言葉1つひとつずつから本を飛び出すくらいの勢いを持って伝わってくるお話だった。

上中巻で描かれていた歩の人生は、下巻後半でこれまで以上の転機を迎える。
これまでだってなかなかうまくいっているとは言えない振り回されっぱなしの人生だったのが、自分の容姿の変化によりさらに追い込まれる。
そこにあれだけ振り回されていた姉の劇的な変化も加わり、、

30歳を過ぎた歩が見つけた信じるものとは。

生きていく為の芯になるような、揺るがないものを見つけることの素晴らしさを歩が実体験(信じるのならば)をもって伝えてくれる、そんな作品。


西加奈子さんはもちろん、圷(今橋)歩のこれからの今後をずっと応援していきたい。

#読書
#サラバ 
#西加奈子
#小学館文庫
#直木賞
#book
#bookstagram 
#ランニング読書家