歩の学生時代がこれでもかと言うほど濃厚に綴られてた中巻だった

それは、家族関係、親戚関係、友人関係、恋愛関係、そこに含まれない関係も含め余すところなく

上巻では歩の回想の起伏について感想を語ったけど、中巻で思ったのは一人称視点での人の成長過程をここまで段階的に感じれる物語は多くないんじゃないか、ということ
エジプトから帰国し、小学校に入ってから大学生活まで、文庫丸々一冊を一人称の回想で組み上げるとこうなるんだ、と

それは西加奈子さんだからこそ生み出せるキャラの強さと感情の繊細さ、情景の緻密さだと思う

次は下巻
これまで、読み手からしたら飽きる事ない人生を送ってきた歩が大人なってどう人生を送るのか最後までしっかり見届けたい

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