歌をうたうように弾くのです。 | ロックンロールは死なない

ロックンロールは死なない

ベーシスト、オギノメリョウのブログ。

梅雨って本当鬱陶しくて、気持ちがが内に内にと行ってしまいがちですが。
だったら思い切って内に踏み込んでやろうと思って
いろいろ振り返ってみました。


ベースという楽器に触れて、
人生の半分をベースと、それにまつわる音楽に費やしてきました。

でもさ、僕アホだからなかなか上達しなかったんですよね。
同世代の仲間がどんどん大きな舞台に立つ中、
なかなか出世もできなかった。
まあ、今もですが。

でも、小さくとも一歩何か進むごとにやはりアホだから死ぬ程嬉しくて、
ちょっとずつ進んだりたまに後退したりしながら、
とにかく愚直に続けています。


そうする中で、お客さんをはじめ、僕のことを評価して下さる方々も増えてきて。

この前、昔のバンド仲間がライブを観に来てくれた時に、
「オギ君のベースは、ぐいぐい切り込んでいくようなフレーズと
曲を引っ張っていくようなリズムの強さ、
そして何より演奏中の熱い姿が昔の印象のままで懐かしかった。」
ってツイートしてくれてて(そのまま引用しちゃった笑)。
自分のこと、こうやって観てくれている人がいたんだと思って心底嬉しかったです。


去年、計らずも一つの作品に想いを詰め込みまくって、最高のアルバムを作れた後
空っぽになっちゃって、次自分がどうなりたいかよくわかんなくなっちゃいましてね。

いいミュージシャンになるためにやれる事なんてとてもシンプルなはずで。

下手くそなら練習する。
感性を磨くならいろんな芸術に触れる、世の中の事に関心をもつ、
そして、人の話を聞く。
そうやって人として成長する以外にないよな。
知ってたはずなんだけどねー。
たまに忘れてつい自分に変な期待をして
調子を崩してしまうのよね。


鼻歌をうたうように、自然に。
そして、情熱を捨てることなく。

たとえ売れっ子にならなくとも、
僕をベーシストとして使ってくれる人たちが
そしてそれをきいてくださる人たちが幸せになってくれたら、
これ以上の喜びはないですよ。

あ。
とは言え売れっ子にはなりたいから
いろんな方面で皆様これからもよろしくお願いいたします。

さ、練習でもして寝ようかね。