今日のNHKのプロフェッショナルは内容が濃かった。ゲストは、半導体メーカーの経営者である坂本幸雄氏、その人だ。彼は体育大学卒業後、工場の倉庫係からたたき上げで、経営者にまでなった人だ。彼が何気なく言う一言一言が重かった。
 彼は、まず社長の仕事として、決断する事、としている。そしてリーダーの資質として、部下に夢を与えること、と言い切っている。
 日本では、なかなか自分で決断をできる人が少ない。責任をもって行動する管理職が余りにも少ない。また、部下に夢を与える、ということを言うのはたやすいが、本当にそこまで考えているリーダーはものすごく少ない。多くのリーダーはどうしても自分の名声にこだわりがちだからだ。
 彼を観て、日本にも数多くのプロフェッショナルな経営者が数多く出てくる事を祈るばかりだ。