チャリティーコンサート in Wien | 高木竜馬 の 芸術譚

高木竜馬 の 芸術譚

ウィーンや日本での演奏会の様子や
ウィーンでの留学生活について
芸術に関する事柄をを中心に綴ります。


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先日、10月 25日に、ウィーンの 15区の区役所内にある Festsaal で行われた東日本大震災への復興のためのチャリティーコンサートに、ウィーン在住のヴァイオリニスト、中村太地君とデュオで出演させて頂きました。
オペラ歌手の方々が主体となり、企画されているものですが、微力ながら協力させて頂くことが出来、とても光栄でした。少しでも思いが集まり、そして形となり、被災地へと届けて行くことが出来れば幸いです。
こちらに住んでらっしゃる方々も、やはり日本の震災について考える機会が多いようで、とりわけ、日本人の奥様をお持ちのクリスト教授のもとに大学にレッスンへ伺った際は、震災や原発に関する討論をすることは少なくありません。
そのような状況からか、客席は現地の方々によりほぼ満席となりました。


曲目は、
C.サン=サーンス (E.イザイ編曲) ワルツ形式の練習曲(op.52-6)によるカプリース
F.クライスラー ウィーン風小行進曲
でした。
どのような本番でも常に、反省点は生まれますが、今回の舞台は、合わせやリハーサルで練った音楽を、本番特有のエキサイティングな状態の中で表現できたと感じています。

ただ、やはり反省点も少なからずありました。
特に太地君の師である、M.フリッシェンシュラーガー教授の仰った「エレガント」の追求は、デュオでピアノを担う際にも大いに重要な要素だと認識しました。

「ヴィルティオーゾ作品である、イザイのカプリースを演奏する際にも、技術に走るのではなく、音楽を奏でるように。」「クライスラー本人の演奏はとても端正である。マーチのリズムを常に維持しなさい。」「エレガントな音楽は、『時間』と『空間』とを必要とする。次へ、先へと只々進んでしまわないように。より、音楽を吟味すること。」


今週の土曜日には、チェリストとのデュオで、ヴィルティオーゾ作品とクライスラーの作品を演奏させて頂きますので、教授の金言を心に留めて、精進して行きたいです。




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